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CAMEDIA C-720 Ultra Zoom

CAMEDIA C-720 Ultra Zoom

2002年08月05日 00時00分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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CAMEDIA C-720 Ultra Zoom

オリンパス光学工業

オープンプライス

「CAMEDIA C-720 Ultra Zoom」は、有効300万画素CCDと光学8倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラだ。200万画素&光学10倍ズーム機「CAMEDIA C-700 Ultra Zoom」の上位モデルにあたる。

コンパクトボディはそのままに300万画素化

上面
写真1 レンズは電源ONとともに大きく伸長する。レンズ周囲の鏡胴部を左手で持つとカメラを安定させやすい。
 C-720 Ultra Zoomは、角張ったボディに大きく伸張するズームレンズ(写真1)を搭載し、背面には液晶モニタに加えて液晶ビューファインダを装備する。外観はC-700 Ultra Zoomとほぼ同一で、目に付く違いはC-700ではシルバーであったボディカラーがシャンパンゴールドになっているほか、レンズ周囲のギザギザがヘアライン処理に変更されている程度だ(写真2)。
 C-700が撮像素子に1/2.7インチ有効202万(総211万)画素CCDを搭載していたのに対し、C-720では1/2.5インチ有効300万(総334万)画素CCDを搭載する。ズームレンズの構成(7群10枚)は同じだが、CCD面積が約8%大きくなったことで光学ズームの最大倍率は10倍から8倍に減っている。焦点距離も、C-720が38~380mm相当だったのに対し、40~320mm(いずれも35mmフィルムカメラ換算)と、望遠に加えて広角もわずかに弱くなった。



前面
写真2 レンズ周囲のリングがC-700ではギザギザがあったがC-720では滑らかなものとなった。カメラをホールドするときは鏡胴部を左手で持つとぶれにくい。

背面
写真3 スイッチ類のレイアウトは「CAMEDIA C-700 Ultra Zoom」とまったく同一だ。十字型に表示されるメニューは非常に分かりやすい。
 C-700との違いを機能面で見ると、上面のモードダイヤルに「マイモード」が追加されたのが大きい。これは「CAMEDIA C-40ZOOM」以降の同社デジタルカメラの多くに搭載されている機能で、撮影モードや露出、ズーム位置などの細かな設定を記憶させておけば、モードダイヤルでマイモードを選ぶだけで設定を呼び出せる(写真3)。また、C-700では左側面下部にあったシンクロターミナル(外部フラッシュ用端子)がC-720では省略され、同じくマニュアルフォーカスモードもなくなった。さらに、C-700ではISO感度設定がAUTO/100/200/400/800だったのに対し、C-720ではAUTO/100/200/400の4レベルとなった。
 C-700と同様に、マニュアル系露出機能(絞り優先/シャッター速度優先/フルマニュアル露出)を備えている点や、標準では「AEロック機能」に割り当てられたボタンを、ISO感度や画質、ホワイトバランス変更などの調整機能に変更する「カスタムボタン」も用意されている。メニューシステムもC-700と同様に、MENUボタンを押すと現在のモードに応じた4つの項目が十字型に表示され、対応する上下左右のカーソルキーを押せば各項目のサブメニューに移動する。シンプルながら分かりやすく、必要な項目を素早く選択できて便利だ。

 箱型のボディは大きめながらホールド性もよく、レンズ周囲のリング部分は左手でサポートしやすい。望遠時には手ぶれしやすいのが難点だが、液晶ビューファインダを使って両手と額でホールドすれば安定させやすい。もっとも、光量が足りないときはなるべく三脚を使うことが望ましい。



スロット&電池室
写真4 バッテリは底面から単3電池×4本もしくはCR-V3×2本を挿入する。側面にはスマートメディアスロット×1がある。

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