(株)ピーエフユーは1日、企業向けイメージスキャナー“FUJITSU fiシリーズ”から、A3用紙の両面同時読み取りが可能な『fi-4860C』の受注を8月8日に開始すると発表した。価格は185万円で、出荷開始は8月下旬。同社および富士通グループ各社から販売し、欧州、北米、アジア・オセアニアの各国でも順次販売を開始する。
『fi-4860C』 |
『fi-4860C』は、読み取り速度が毎分片面60枚/両面120面(A4原稿をモノクロ200dpiまたはカラー150/200dpiで読み取り時)のイメージスキャナー。光学解像度は400dpi。インターフェースはUltra Wide SCSI。最大500枚の用紙をセットできるホッパを装備し、自動給紙機構(ADF)を搭載する。紙質や原稿サイズ、厚さなどの制限が少なく、特に伝票の控え(ノンカーボン紙)などの薄紙の給紙性能が向上しているという。2枚以上の原稿が重なってADF給紙口に搬送されるダブルフィードを検出する機構や、傾いて搬送された原稿を検出し、その傾きを補正し読み取る機能も装備する。オプションのインプリンターを使用することで、読み取り後または読み取り前にも、識別番号を印字できる。
本体サイズは幅520×奥行き431×高さ523mm、重量は45kg。消費電力は200W以下で、騒音は55dB以下(動作時)。最小原稿サイズは74×74mm。原稿の厚さは1平方メートルあたり52~127g。PDF作成・管理ソフト『Adobe Acrobat 5.0』(Windows版)が付属する。