このページの本文へ

中国映画祭が東京で開催、谷村新司や田中麗奈も応援

2002年07月31日 18時13分更新

文● 編集部 桑本美鈴

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本未公開の中国映画を上映する映画祭“中国映画祭”が、9月18日から22日まで東京/有楽町マリオン朝日ホールおよび東京国際フォーラム映像ホールで開催される。主催は中国映画祭実行委員会。

谷村新司さんと田中麗奈さん
9月に開催される中国映画祭にゲストとして参加する谷村新司さんと田中麗奈さん

中国映画祭は、2002年が日中国交正常化30周年であることを記念し、日中両国の人々がより良く知り合い理解し合えることを目的に両国で行なっている記念事業“2002年「日本年」「中国年」”の一環として開催されるもの。有楽町マリオン朝日ホールでは、日本初公開となる新作劇映画7作品を、東京国際フォーラム映像ホールでは短編ドキュメンタリーおよびアニメーション23作品をオムニバス4プログラムに編集したものをそれぞれ上映する。

上映7作品のタイトルは、『北京バイオリン』、『ライフショー』、『ザ・トリートメント』、『ラブストーリー・バイ・ティ』、『ザ・ミッシングガン』、『ザ・フルムーン』、『天国の草原』。また、短編ドキュメンタリーおよびアニメーションについては、過去に撮影されたフィルム映像をデジタルフォーマットに変換し、デジタル上映するという。さらに、同映画祭のオフィシャルスポンサーであるコダック(株)の『コダックデジタルシネマシステム』のデモも行なわれる。

本日都内ホテルで行なわれた発表会で、中国映画祭プロデューサーの花田良知氏は、「映画を通じて日中の若い世代をつなぐこと、IT共有により相互発展していくこと、協力していっしょに映画を作っていくこと、この3つが中国映画祭のテーマ」と説明。また、作品選考ディレクターの高秀蘭氏は、「若手監督の作品、欧米で注目されている作品、実際に中国の庶民が観ている作品を選んだ。これを機会に、中国と日本の若手監督が協力して作品を作れたら」としている。

また、同映画祭には、ゲストとして谷村新司さんと田中麗奈さんが参加する。谷村さんは、1981年にアリスとして日本人初のコンサートを北京で行なって以来、中国の人たちと交流を深めているという。「中国と長い付き合いのある日本人として協力できれば」(谷村さん)。一方、田中麗奈さんは中国映画のファン。「中国映画は独特の世界観が素晴らしい。多くの刺激を受けました。チャンスがあれば(中国映画に)出演したいですね」(田中さん)。

18日の初日にはオープニングイベントが行なわれるほか、陳凱歌監督や霍建起監督といった中国の映画監督や俳優、女優たち約20名からなる代表団が来日するという。オープニング上映は、陳凱歌監督の『北京バイオリン』。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン