このページの本文へ

初のi845G搭載キューブベアボーンが店頭に

2002年07月25日 23時53分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
新型Q-Box

 18日から単品販売が始まって話題を集めたFreetech製の“i845G/GL”チップセット搭載小型FlexATXマザーボード「P8F153G」「P8F153GL」。これを搭載し、初のi845Gマザーボード搭載小型キューブベアボーンPCとなる「Q-Box S-G」「Q-Box B-G」「Q-Box S-GL」「Q-Box B-GL」合計4製品がFreetech自らの手によって投入されてきた。



側面から

 Q-Boxについては18日の記事で「P8F153Gを搭載できない」と指摘したばかりだが、今回P8F153G/P8F153GLの搭載にあたり、ベアボーンPC版Q-Boxではこれまでケース前方底面に用意していた電源ユニットを、Q-Boxのケース単体モデルと同じ背面上部と思い切って移設。これによって外部インターフェイスを用意しない側の側面が22cmあるP8F153G/P8F153GLの搭載が可能となった。またQ-Box単体が搭載する電源ユニットはこれまで容量150W品だったが、今回は小型キューブベアボーンPCでの動作実績が比較的豊富なCWT(Channel Well Technology)製180W品へと換装され、高消費電力のPentium 4対策になるとともに、汎用性の向上へひと役買ってもいる。



CWT製180W電源
CWT製180W電源。同じくケース背面上部に電源を用意するケース単体モデルが「P6F209B」「P6F135」にしか対応しなかったが、これでPentium 4へ対応する
背面インターフェイス CPUソケット周辺

 電源の変更が行われた以外、ケースとしてのQ-Boxは従来どおりで、搭載するP8F153Gも先日登場した単品と同じ。違いは、当然ではあるものの、ICH4内蔵コントローラの利用により前面×2、背面×2のUSB端子がすべてUSB2.0対応になった点が挙げられるだろう。1本のPCIスロットには標準サイズのPCIカードを搭載可能。またCPUクーラー用のスペースは十分割かれており、十分リテールクーラーを搭載できるようになっているため、特別専用クーラーが用意されてはいない。



ツヤ出し加工 価格ポップ

 Q-Box S-G/B-G、そしてQ-Box S-GL/B-GLの違いはそれぞれ本体カラーがシルバーかブラックかで、外装は従来のQ-Box同様ツヤ出し加工済み。実売価格はi845GマザーボードP8F153G搭載モデルであるQ-Box S-G/B-Gが4万4800円~4万8800円、i845GLマザーボードP8F153GL搭載モデルのQ-Box S-GL/B-GLが4万1800円。



CF-7989 価格ポップ

 ちなみに小型キューブ関連製品としては、以前一世を風靡した「CF-7989」のケース単体も店頭に並んでいる。ケースとしての仕様はベアボーンPC「CF-7989」そのままだ。Socket370対応の17cm×17cmサイズ小型FlexATXマザーボードを余らせている人や、これからEden PlatformベースのPCを組もうとしている人にオススメかもしれない。こちらの実売価格は1万6800円。


25日現在の価格情報
価格ショップ
Q-Box S-G/B-G(i845G)
\44,800ぷらっとホーム
\45,600コムサテライト2号店
※在庫はブラックモデルのみ
\48,800コムサテライト3号店
価格提示なし高速電脳
Q-Box S-GL/B-GL
\41,800ぷらっとホーム
CF-7989(ケース単体)
\16,800パソコン工房秋葉原店
※「EPIA-E533」とセットでは\24,800
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ