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MSIのTVチューナ/ビデオキャプチャカード「TV@nywhere」登場、MPEG4対応は惜しくもソフトが間に合わず

2002年07月20日 22時23分更新

文● 水野

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TV@nywhere

 今週からT-ZONE.AKIBA PLACEで展示が開始されていた、MSIのTVチューナ&ソフトウェアビデオキャプチャカード「TV@nywhere」が発売された。
 TVチューナに米MicroTune社製デジタルチューナ“MT2032”を採用。チューニングをデジタル回路で行うことにより、同調用コイルを用いるアナログチューナに対し経年劣化を大幅に軽減しているのが特徴だという。
 



CX23881

 MSI製品ではお馴染みの赤いPCBに、Prolink「PixelView PlayTV HD」をはじめこのところ搭載カードが増えているConexant製最新ビデオエンコーダチップ“CX23881”を採用。MSIのウェブサイトでは“CX23881/883”、マニュアルでは“CX23880”と表記されているが、実際に搭載されているのは“CX23881”。
 “CX23881”はビデオデコーダチップとして最もポピュラーな存在である同社製“Bt878”の後継にあたるチップで、アナログ/デジタル変換処理が8bitから10bitに拡張されているなどの機能強化がなされている。アイ・オー・データ機器製キャプチャカード「GV-VCP3/PCI」、NEC製TVチューナ&ハードウェアMPEG2キャプチャカード「SmartVision HG/V」に採用されている“CX23880”とは完全ピン互換でスペックもほぼ同じ、“CX23881”は“CX23880”の機能を一部制限したものという関係にある。



TVチューナ インターフェイス部分

 デジタルTVチューナはサンプルが展示された同社製のTVチューナ搭載GeForce4 Ti4200カード「TV4200-VTP」、同じくGeForce4 MX440カード「TV440-VTP」と同型のものでステレオ放送および音声多重に対応。デジタルビデオレコーダ「MSI PVS(Personal Video Station)」が同梱され、iEPGによる予約録画、タイムシフト再生も可能となっている。インターフェイスはTVアンテナ端子、オーディオIN/OUT、コンポジット入力、S-Video入力。



MPEG4対応? MPEG4対応せず

 注目はMPEG4エンコードが可能とうたっている点だが、これはソフトウェアの開発が間に合わず非対応となっていることに注意。パッケージにはその旨を記したステッカーが貼られており、今後のMPEG4対応に関してはエム・エス・アイ・コンピュータ・ジャパンのウェブサイト等で告知していくとしている。
 現状での対応ビデオフォーマットはAVI、MPEG1、MPEG2。リモコンが付属して価格は以下の通り。



展示 MPEG2まで
T-ZONE.AKIBA PLACEの展示。ここではMPEG4対応とはされておらず、ソフトが間に合わないのは折り込み済みだったのかも?

20日現在の価格

価格 ショップ
\11,980 コムサテライト3号店
\12,780 コムサテライト2号店
\12,799 TSUKUMO eX.(完売)
\12,800 クレバリー1号店
ZOA 秋葉原本店
USER'S SIDE本店
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