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初のADDカード同梱マザーがIntelから登場、i845G+ADDカードの需要は?

2002年07月17日 23時00分更新

文● 小磯

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ADDカード同梱
ADDカード同梱をうたうパッケージの記述

 “i845G/GL”チップセット搭載マザーボードにDVIとビデオ出力機能を追加する“ADD”(AGP Digital Display)カードをバンドルしたマザーボードが登場してきた。第1弾となったのはIntel純正の「D845GBVLADD」。その名のとおり、先に登場しているIntel製ATXマザーボード「D845GBVL」にADDカードを同梱した製品だ。



パッケージ 型番表記
「D845GBVLADD」パッケージ。デザインは同じだが、従来製品に比べてADDカード分大きい
ICT-TD型番表記

 今回同梱されるADDカードはLeadtek製の「ICT-TD」。Intel純正品にLeadtek製品が同梱されているのは意外な気もするが、ADDカード発表時からバンドル用ADDカードとしてICT-TDを出荷するとIntelはウェブサイトにおいて告知しており、予定どおりということになる。となると(あくまで推測ではあるものの)、純正品であるIntelがサードパーティ製のADDカードを同梱してきた以上は、DVO(Digital Video Out)専用のAGPスロットを持つマザーボードなら、どのADDカードも問題なく利用できると考えた方がしっくりくるのは確かだ。



ICT-TD パッケージと同梱品
「ICT-TD」。S/コンポジット両対応出力ケーブルとカード本体がホワイトボックスに収められ、そのままD845GBVLADDのパッケージに同梱されている
販売中

 気になるのは、i845Gマザーボード+ADDカードという構成がパフォーマンス優先の日本市場で受け入れられるかどうか。Intel純正の“i845GL”マザーボードでDVO専用AGPスロットを持つ製品は現在のところ存在しないのでやむを得ない措置だとは思われるが…。価格はコムサテライト3号店で1万8800円となっており、ADDカードの価格はおよそ2000円~2500円程度といったところ。単品販売されているものとほとんど変わらないので、はじめからADDカードの利用を考えているオフィスユース向けの製品と言えるだろう。



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