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DAC、サイバーウィング、Jストリームがインターネット上でのTVCF広告配信サービスを開始

2002年07月15日 18時43分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)(DAC)、(株)サイバーウィング、(株)Jストリームの3社は15日、インターネット上でのTVCF広告配信サービス“マルチバンドCM”の提供を共同で開始すると発表した。

マルチバンドCMは、TVと同様のCFをインターネット上でストリーミング配信する広告サービス。DACとサイバーウィングが広告コンテンツの開発およびサービス運用を行ない、広告コンテンツの動画ストリーミング配信部分をJストリームが担当するという。

マルチバンドCM
ウェブサイト上でマルチバンドCMを再生した様子

マルチバンドCMは、任意のウェブサイト内に専用のストリーミングプレイヤー枠を設定し、そのプレイヤー枠においてストリーミング広告を再生するもの。ユーザーがマルチバンドCMのストリーミングプレイヤー枠をクリックすると、ストリーミング広告が自動的に再生される。

ストリーミング配信の際に、ユーザー側のOSやブラウザー、プレイヤーのバージョン、回線状況といったユーザー環境を自動判別し、それに応じて適切にエンコードした広告コンテンツを配信する。広告コンテンツのバッファリング中や再生終了後に広告用のGIFファイルを表示することも可能。

広告の動画サイズは、Sサイズ(160×120/100kbps以下)、Mサイズ(240×180/300kbps以下)、Lサイズ(320×240/300kbps以下)の3種類が用意される。プレイヤーはWindows Media PlayerやRealPlayerに対応、また、これらプレイヤーを利用していないユーザー向けにはGIFによるイメージファイルを配信するという。広告コンテンツの再生時間は、クライアント側が15秒、30秒、60秒から選択できる。

3社は、クライアントからの広告の申込受付を来週開始し、8月下旬に実際のストリーミング広告配信をスタートするとしている。8月下旬時の想定媒体は、“OCN”(NTTコミュニケーションズ)、“So-net”(ソニーコミュニケーションネットワーク)、“BIGLOBE”(日本電気)、“@nifty”(ニフティ)、“hi-ho”(松下電器産業)、“テレビ朝日 on THE WEB”(全国朝日放送)、“TBS”(東京放送)、日本テレビグループのウェブサイト(フォアキャスト・コミュニケーションズ)、“NIKKEI NET”(日本経済新聞社)、“BizTech”(日経BP社)。

3社は、ブロードバンド環境においてはインターネット上でTVCFのような広告を展開することが可能だとしており、今回のマルチバンドCMに意欲を見せている。販売目標については、当面は月3000万~400万円の売上を目指すとしている。

DAC矢嶋社長
DACの矢嶋弘毅代表取締役社長

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