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アルクとぷらら、会議室システムを利用した語学レッスンサービスを発表

2002年07月08日 23時29分更新

文● 編集部 田口敏之

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(株)アルクと(株)スペースアルク、および(株)ぷららネットワークスの3社は8日、ネットワーク上の会議室システムを用いた、ブロードバンドユーザー向けのeラーニングサービス“ブロードバンド語学レッスンサービス(仮称)”のトライアルを、8月5日に開始すると発表した。併せて、同トライアルのモニターの募集を開始すると発表した。募集期間は8日から12日で、募集人数は50名。

“ブロードバンド語学レッスンサービス(仮称)”は、ウェブカメラやマイクを用い、インターネットを通じて複数人でビデオチャットを行なえるビデオ会議室システムを利用して、ブロードバンドユーザー向けに語学レッスンを行なうというeラーニングサービス。同サービスでは、4人の受講生とチューター(講師)が同時に会話できるだけでなく、ネットワーク上で受講生を2組に分け、各々の会議室をチューターが指導することも可能となっている。

レッスンの流れは以下の通り。受講者は、まず受講前の電話インタビューで語学レベルのチェックを受ける。そして該当するレベルのスケジュールを確認し、受講希望日時をメールで予約する。するとレッスン日時およびレッスンサイトのアドレス、受講用のIDとパスワードがメールで通知されるので、レッスンサイト当日に通知されたサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力後、グループレッスンサイト(“会議室A”)に入室し、レッスンを開始する。なおレッスンには、チューターの指示により、受講生2人がペアレッスンサイト(“会議室B”)に入室して行なう“ペアワーク”もある。料金については明らかにしていない。受講生は、全8回のレッスンのあと、英語スピーキング能力診断テスト“SST(Standard Speaking Test)”を無料で受験できる。

今回のトライアルの期間は、8月5日から10月4日。内容は電話インタビューと8回のレッスン(1回90分)、およびSST。すべて無料で受講できるが、レッスンに使用するテキストの代金1800円は自己負担となっている。クラスのレベルは、初級/中級/上級の3つに分かれている。なお、このトライアルで、アルクとスペースアルクは遠隔語学レッスンの全国提供に向けたサービスの検証、および講師サイドの操作性の検証を行ない、ぷららはブロードバンドユーザー向けのサービスの検証を行なう。

モニターの応募条件は以下の通り。フレッツ・ADSL、Bフレッツ対応サービスを利用している、インターネット接続サービス“ぷらら”の個人会員で、回線はフレッツADSL、Bフレッツ(上り150kbps以上、下り600kbps以上)。利用パソコンの動作環境として、OSはWindows 98 SE/Me/2000 Professional/XP、ウェブブラウザーはInternet Explorer 5.5以降、CPUはPentium III以上、メモリーは128MB以上が必要となっている。このほか応募条件として、平日の10時45分から18時までの間にレッスンを受講できることや、高校生以上であることなどがある。

レッスンに必要なウェブカメラなどは無料で貸し出す。全レッスン終了後に、アンケートに協力したユーザーには、無料で進呈するとしている。

応募は、スペースアルク、あるいはぷららのウェブサイトから行なえる。

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