このページの本文へ

PC1066対応でいきなり1万円台の安価でシンプルなi850EマザーボードがAOpenから

2002年07月06日 22時38分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
2万円割れ

 2万円台前半~中盤の価格が標準的な“i850E”チップセット搭載マザーボードにあって、初登場からいきなり1万円台という製品「AX4T II-533N」がAOpenから現れた。i850Eマザーボードが初値で2万円を割ってきたのはAX4T II-533Nがはじめて。



パッケージ AX4T II-533N
「AX4T II-533N」
PC1066対応
ICH2
PC1066対応をうたうマニュアルとICH2

 最大の特徴はPC1066 RDRAMをAOpenが独自にサポートする点。搭載するRIMMスロットは16bit対応のものであるため、16bit RIMM版のPC1066 RDRAMを用意すれば、FSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4利用時にシステムバスと同じ4.2GB/秒のメモリバス帯域幅を確保可能だ。
 一方で基本的な仕様は実にオーソドックス。MCHと組み合わされるICHはIntelの規格どおり“ICH2”で、USB2.0をサポートしないのは評価の分かれるところだろう。オンボードの機能がネットワークコントローラとAC'97のみというのはいかにも低価格製品だが、そのネットワークコントローラがICH2内蔵のものを利用しているのは注目に値する。スロット構成はAGP×1、PCI×5、CNR×1。100~248MHzの範囲でFSBを1MHz刻みで設定可能と、オーバークロック設定についても基本は押さえている。



PHY 外部インターフェイス
ICH2内蔵コントローラによるネットワーク接続をサポートする外部インターフェイスのレイアウトは標準的。だが、バックパネルを同梱しないのでこの点は注意

 PC1066のサポートが独自に行われている以外目立った特徴はないが、i850Eとシステムバス533MHz版Pentium 4のパフォーマンスを引き出すための必要十分条件は満たしているのは間違いない。PC1066 RDRAMに対応するマザーボードでここまでシンプルな製品は他に類がないこともあり、マザーボードは余計な機能がない方がいいという人たちの注目を集めそうだ。

6日現在の価格情報
価格ショップ
\19,500OVERTOP
\19,780コムサテライト3号店
\19,800高速電脳
コムサテライト2号店
T-ZONE.AKIBA PLACE
T-ZONE.PC DIY SHOP
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ