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Cyber-shot U DSC-U10

Cyber-shot U DSC-U10

2002年07月08日 10時58分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・行正 和義

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Cyber-shot U DSC-U10

ソニーマーケティング

オープンプライス

ウルトラコンパクトサイズのノートPC「VAIO U PCG-U1」に続き、デジタルカメラ「Cyber-shotシリーズ」にもズバリ「U」が登場した。「Cyber-shot U DSC-U10」は、手の中に収まるサイズながら液晶モニタやオートフォーカスレンズ(単焦点)を搭載するコンパクトカメラだ。

横長ボディのCyber-shotが手のひらサイズに

写真1、2 携帯電話よりも一回りコンパクトなボディ。さすがに最近の薄型ケータイに比べると分厚く見えるが、DSC-Pシリーズ伝統の“スティック形状”をそのまま継承している。

 DSC-U10のサイズは約84.5(W)×28.6(D)×39.8(H)mm、一般的な大人で指2本分程度のコンパクトなボディに納まったデジタルカメラだ(写真1、2)。横長のボディは同社のデジタルカメラ「Cyber-shot Pシリーズ」伝統の横長ボディを継承しているが、Pシリーズとしては最小だった「DSC-P2」と比べても体積比で半分以下(約46%)というミニチュアサイズに収まっている。
 背面に1インチのカラー液晶モニタを搭載する点(写真3)に加え、いわゆる“トイデジカメ”がパンフォーカス(固定焦点)レンズなのに対してDSC-U10は単焦点ながらオートフォーカスレンズを搭載するのも魅力だ。デジタルズーム機能も持たないものの、最短10cmから無限遠まで合焦し、風景やポートレート、花のアップまで撮影範囲は広い。

背面液晶部
写真3 液晶モニタはフロントライト装備の反射式で、明るい屋外ではメニューからライトのOFFを選ぶ。メニューは大きな文字で画面いっぱいに表示されるため、モニタ画面は小さいが文字の視認性は高い。
本体前面
写真4 ホワイト(シルキープラチナ)のボディにシルバーのレンズカバーがアクセントとなっている。カラーバリエーションとして、ボディが青(メタルソニックブルー)とピンク(メロウパールピンク)の計3モデルがラインナップされる。レンズカバーを開くとレンズとフラッシュ発光部が現れる。
 フロント部の半分以上を覆うレンズカバーを右側にスライドさせると、レンズとフラッシュが現れて撮影可能となる(写真4)。静止画撮影/再生/動画撮影の切り換えは本体上部にあるスライドスイッチで行う。スライドをPLAYにすれば、本体上面にあるPowerボタンを押してもレンズカバーを開けても再生モードで起動するが、静止画/動画撮影モードでレンズカバーを閉めたままPowerボタンで電源を入れるとエラーメッセージが表示される。背面の液晶モニタ下側にあるキーは左がメニュー呼び出し、中央が上下のカーソルキー、右が決定キーで、撮影モードではカーソルの上下でフラッシュモードやシーンプログラムの切り替えが可能だ。面白いのはシーンプログラムで、いわゆるポートレート/夜景ポートレート/風景に相当する3種類が用意されているのだが、ポートレートにあたる「ソフトスナップ」は人物や花をきれいに撮れるようソフトフォーカスに、風景にあたる「ビビットネーチャーモード」は鮮やかな色合いとなるように画像処理がかけられるなど、デジタルカメラならではの工夫がなされている。
 電源は入手しやすい単4ニッケル水素充電池×2本(電池2本と充電器が付属)を利用し、最大70分/1800枚(カタログ値:連続撮影)の撮影が可能だ(写真5)。



電源&スロット部
写真5 右側面は大きく開いて単4電池×2本とメモリースティックが入るのはCyber-shot P20/30などと同様だ(ただし、P20/P30は単3電池を使用)。付属の充電器は単3/単4兼用型。

上面 右側面
写真6 上面のスライドスイッチで静止画撮影/再生/動画撮影を切り換える。右側面は電池/メモリースティックスロットのフタがあるが、ストラップ取り付け部も右側にあるため、ポケットやカバンから取り出しつつストラップに手を通して撮影するまで、持ち直す必要がないというのもありがたい。

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