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MTV2200 SX

【第7回】人気のTVキャプチャカードがコンパクト&パワフルに!

2002年07月05日 13時08分更新

文● ASCII24編集部・内田泰仁

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創立25周年を記念してスタートした雑誌&WEBサイト連動企画「POWER PUSH」では、月刊アスキー編集部とASCII24編集部が選んだ“今一番ホットな製品”を紹介する。PC市場を最前線でウォッチする2編集部のイチオシアイテムを見逃すな!

TVチューナー/ビデオキャプチャカード最高峰クラスの性能を誇る「MTV2000」の性能を引き継ぎつつ、カード部分の大幅なスリム化を達成した「MTV2200 SX」

カード本体のLowProfile化で
取り回しのよさが向上

 TVチューナー/キャプチャカードのMTVシリーズが,ユーザーからの高い支持を集めるカノープス。「MTV2200 SX」は,従来製品の性能をコンパクトなサイズに収めたものだ。

 これまでのMTVシリーズは,高性能である代わりにカードサイズが大きく,省スペースデスクトップ機に装着するのが困難なケースも多かった。MTV2200 SXは,カード上からTVチューナーとゴーストリデューサーを分離して外付けユニット化。カード本体はLowProfileカードのサイズまで小型化され,装着できる筐体の制限は大幅に緩和されている。カード自体は小さくなっても,MTV2000搭載の,3D Y/C分離,3Dノイズリダクション,オートゲインコントロールなどの機能を持つ高機能フロントエンド・デジタルシグナルプロセッサ「Triple 3D Video Processor」は健在。TVチューナーをPC内の電磁ノイズの干渉を受けない外付けユニットに移したことで,画質の更なる向上も見込める。MTV2000に比べ,標準価格は5000円アップしているが,どんな筐体にも対応できる取り回しのよさと,従来どおりの高性能は魅力的。TV視聴/録画環境のパワーアップを図りたいユーザーにオススメの1枚だ。

月刊アスキー・遠藤編集長はこう見る

いわゆる“録画PC”は,いま一番ホットなジャンル。私は,過去のビデオをデジタル化しているだけだが,米国ではプロジェクタと合わせた“シアターPC”が流行語だ。それが,スリムPCでも堪能できるのはスバラシイ!
SPEC
カード部
入出力端子 Sビデオ入力×1,オーディオ入力×1,オーディオ出力×1,サウンドカード内部接続用オーディオ出力×1
ビデオ圧縮 MPEG-2,MPEG-1
ビデオ解像度 720x480,352x480,352x240ドット
ビデオビットレート 4M~15Mbps(MPEG-2)
オーディオビットレート 128k~384Kbps
サイズ(ブラケットを除く) 165×73mm
テレビチューナーユニット
テレビ受信部 NTSC(日本地域対応),音声多重/ステレオ放送対応,受信可能チャンネル VHF 1~12,UHF 13~62,CATV C13~C63,ゴーストリデューサー機能搭載
入力端子(前面) Sビデオ入力×1,Sビデオ用オーディオ入力×1,コンポジットビデオ入力×1,コンポジット用オーディオ入力×1
入出力端子(背面) Sビデオ出力×1,コンポジットビデオ出力×1,オーディオ出力×1,アンテナ入力×1,USB×1,ACアダプタ用端子
サイズ/重量 146(W)×121(D)×41(H)mm/720g

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