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アイコム、IEEE802.11a/bの無線LANに両対応した企業向けの高速ブロードバンドルーターを発売

2002年07月03日 00時50分更新

文● 編集部

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アイコム(株)は、5月28日に発表した『SR-21BB』とほぼ同等のスペックで企業向けモデルとなる、無線LAN対応高速ブロードバンドルーター『AP-120B』を発売した。価格はオープンプライス。編集部による予想実売価格は、PCカード(CardBus)タイプのIEEE802.11a対応無線LANアダプター1枚を同梱した上位モデルが4万5000円前後、外部アンテナも接続可能なPCカードタイプのIEEE802.11b対応無線LANアダプター1枚を同梱した普及モデルが3万8000円程度。

アイコム『AP-120B』
アイコム『AP-120B』。家庭用のSR-21BBが縦置き筐体だったのに対し、AP-120Bは壁掛けも可能な横置きタイプで、PCカードスロットは背面に露出している

AP-120Bは、SR-21BBと同じくCPUにSH-4-167MHzを採用し、有線LAN環境で80Mbps(同社のテストパターン計測値)の高速スループットを実現するのが特徴。ブロードバンドルーターや無線LANアクセスポイントとしての機能はSR-21BBと同等で、WAN側とLAN側に1つずつ10BASE-T/100BASE-TXのEthernetポートを持つ。SR-21BBにあった4ポートのスイッチングHub機能は省略された、AP-120B専用のオプションとして、Ethernetケーブル経由で電源供給が行えるPOE(Power over Ethernet)用ユニット『SA-2』が用意されている(付属のACアダプターでの給電も可能)。本体サイズは230(W)×167(D)×38(H)mm、重量は約720g(無線LANカード装着時)。

また、同時にIEEE802.11b対応のPCカード無線LANアダプター『SL-12』、SL-12のアンテナ部が取り外し可能で外部アンテナ(オプション)に変更できる『SL-120』、USB接続の小型無線LANアダプターで従来機(SU-11)の半分程度の、53(W)×72(D)×19(H)mm/約50gと小型軽量になった『SU-12』も発売された。価格はそれぞれ8900円、1万800円、1万2800円。

アイコム『SL-12』
アイコム『SL-12』。無線LANアダプターはいずれも、暗号化機能としてWEP(64/128bit)と、WEPより強固なAES(128/256bit)に対応している
アイコム『SL-120』
黒い内蔵アンテナに換えて外部アンテナを装着可能な『SL-120』。AP-120Bに装着することで、AP-120Bでも外部アンテナを利用可能になっている(SR-21BBはPCカードスロットが本体内部にあったため、外部アンテナは利用できない)
アイコム『SU-12』アイコム『SU-12』。ノートパソコンの液晶ディスプレーなどに固定するクリップが付属する

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