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東工大、東芝、TSR、富士通が、XBRLとXML Webサービスを利用した与信管理システムで共同実験

2002年06月21日 22時04分更新

文● 編集部

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東京工業大学、(株)東芝、(株)東京商工リサーチ、富士通(株)は21日、XMLベースの国際標準言語“XBRL(eXtensible Business Reporting Language)”と“XML Web サービス”を利用した“与信情報サプライチェーン”の実証実験システムを共同開発し、同日より東工大のウェブサイトで公開すると発表した。

“与信情報サプライチェーン”は、取引先企業の与信管理に必要な財務情報の“提供”、“加工”、“評価”などの専門サプライヤーが提供するサービスと、ユーザー企業の与信管理システムをインターネットを利用して直接結びつけるシステム。

開放型与信情報サプライチェーン
開放型与信情報サプライチェーン

実証実験では、財務情報をXBRLで記述し、各種のサービスをXML Webサービスで提供する。これにより、ユーザー企業は標準のインターフェースを利用して、必要なサービスを連携させ、高度な与信管理システムの構築が可能になるという。財務情報の提供から加工、評価、利用までの一連のサプライチェーンをXBRLとXML Webサービスで構築し、実証実験レベルで示したのは世界初としている。

実験は東工大理財工学研究センターが推進する“信用情報共有基盤プロジェクト”の一環で、東京商工リサーチがXBRLによる財務情報を提供し、富士通がXBRL財務情報の加工サービス、東芝が信用リスク分析サービスを提供する。

今後、XBRLの普及状況を見ながら2003年度以降にXML Webサービスなどを順次商用公開する予定としている。

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