日本電気(株)とNECアクセステクニカ(株)は19日、無線LAN対応ブロードバンドルーター“WARPSTARΔ(ワープスターデルタ)”の新製品として、5.2GHz帯を利用する無線LAN規格“IEEE802.11a”に準拠し、実効スループットが50Mbpsのブロードバンドルーター『Aterm(エーターム)WA7500H ワイヤレス LAN セット(カードタイプ)』と増設用ワイヤレスLAN子機『AtermWL54AC』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格はオープン。7月下旬に出荷を開始する。併せて、有線ブロードバンドルーター『AtermBR1500H』も発表した。価格はオープンで、7月中旬に出荷を開始する。
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| 『AtermWA7500H ワイヤレス LAN セット(カードタイプ)』 |
『AtermWA7500H ワイヤレス LAN セット(カードタイプ)』(PA-WA7500/ACC)は、親機装着用とサテライト用の2枚の無線LANカードが付属する無線LAN対応のブロードバンドルーター。新開発の専用LSIを搭載し、50Mbpsの実効スループットを持ち、セキュリティー機能としてMACアドレスフィルタリングなどに加え、152bit/128bitのWEPをサポートしたのが特徴。インターネット経由でセキュアーなリモートアクセスが行なえる“VPN(PPTP)パススルー”機能を搭載するほか、グローバルIPアドレスを利用してサーバーを公開するための“複数固定IPサービス対応”機能や“DMZホスティング”機能なども搭載する(VPNパススルーとDMAホスティング機能はオンラインバージョンアップで8月に提供予定)。また、外部との通信を遮断できる“切断ボタン”を装備する。接続していないポートを積極的に閉じる“ダイナミックポートコントロール”や“IPパケットフィルタリング”、“不正アクセス検出機能”、“アクセスログ機能”なども搭載する。
ウェブブラウザーを利用して各種設定が行なえるほか、設定を容易に行なえるようにするユーティリティー『らくらくアシスタント』、『アクセスマネージャ』、ウイルス対策ソフト『ウイルス警備隊V3(100日間試用版)』が付属する。『アクセスマネージャ』では、NTT東日本/西日本が提供するADSL独自のサービス“フレッツ・オフィス”や“フレッツ・グループアクセス”などを切り替えて利用することが可能。ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)にも対応する。
インターフェースは、WAN側が10/100BASE-TX×1で、LAN側が10/100BASE-TX×4とUSB 1.1×1、リンクポートとしてRS-232C×1を装備する。WANプロトコルはPPPoEに対応。スイッチングHUbは、ストアー＆フォワード方式でMACアドレス登録数は1024(自動登録)。全二重/半二重は自動切り替え。電源はAC100Vで、消費電力は最大13W。本体サイズは幅25×奥行き157×高さ215mm、重量は600g。製品には縦置きスタンド、Ethernetケーブル(2m)、USBケーブル(1m)、クロス変換アダプター/ケーブル、ユーティリティーを収録したCD-ROMなどを同梱する。
『AtermWL54AC』(PA-WL/54AC)は、増設用の子機などに利用できるCardBus対応のPCカード(Type II)。64bit/128bit/152bitのWEPをサポートする。電源はDC3.3Vで消費電力は最大2W。カードサイズは幅54×奥行き119×高さ5mm、重量は5g。ダイバーシティーアンテナを内蔵する。対応機種はPC/AT互換機、PC98-NX。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。
オプションとして、『ワイヤレスLAN外部アンテナ(WL54AC用)』(PA-WL/ANT2)を用意する。価格はオープン。9月に出荷の予定。
 | 『AtermBR1500H』 |
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『AtermBR1500H』(PA-RB1500H)は、実効スループットが50Mbpsの有線ブロードバンドルーター。WAN用に10/100BASE-TX×1、LAN用に10/100BASE-TX×4ポートを装備する。PPPoEをサポートする(unnumbered対応)。VPN(PPTP)パススルーやDMZホスティングに対応する。スイッチングHubは、ストアー＆フォワード方式でMACアドレス登録数は1024(自動登録)。全二重/半二重は自動切り替え。電源はAC100Vで、消費電力は最大13W。ACアダプターを利用する。本体サイズは幅31×奥行き172×高さ172mm、重量は900g。製品には縦置きスタンド、Ethernetケーブル(2m)、CD-ROMが付属する。
