先日『Mozilla 1.0』を公開したばかりのMozilla.orgだが、別ブランチからの開発版『Mozilla 1.1 Alpha』が11日に公開された。
『Mozilla 1.1 Alpha』 |
『Mozilla 1.1 Alpha』は、『Mozilla 1.0』系列とは別に開発されているバージョン。リリースノートによると、おもな新機能は以下のとおり。
- ダウンロードマネージャが改善された
- Mac OS X 10.1.5の「Quartzレンダリング」が利用可能になった
- HTML形式のメールをテキスト形式で表示することが可能になった
- オリジナルメッセージの引用が実装された
- DHTMLのレイアウトパフォーマンスが改善された
- アプリケーションの起動速度が改善された
- MathMLのソース表示、範囲を指定してのソース表示が可能になった
- XBMイメージの表示に対応した
- アドレスバーのオートコンプリートの並び順が改善された
- ブラウザのタブを閉じるとき、マウスのドラッグ方向が左から右に変更された
- ファイル保存時に新規ディレクトリ作成が可能になった
- 設定ファイルのバックアップ機能を搭載した
- ドラッグ & ドロップ機能を改善した
- メール/ニュースで画像抑止が実装された
「日刊アスキー Linux」をメールに添付し、テキスト表示にしてみた。レンダリングせずにテキスト、URL部分のみを抽出して表示してくれる。 |
ダウンロードマネージャ。外観、機能とも1.0のものと同じだ。 |
メール画面。スタートページの画像を非表示にしてみた。この状態だと、ブラウザでmozilla.orgサーバに接続したときにも画像が表示されなくなってしまう。 |
MathMLのソースを表示してみたところ。 |
なお、もじら組によると、『Mozilla 1.1 Alpha/Beta』の日本語パックはリリースする予定はなく、日本語パック作成方法やFAQなどのドキュメントを整備するとのことだ。『Mpzilla 1.0.x』の日本語パックについては、これまで同様にリリースされる。