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【速報】新ディストリビューション『United Linux』? -Caldera、Conectiva、SuSE、Turbolinuxが共同で開発団体を設立

2002年05月30日 21時32分更新

文● 編集部

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一部ではすでにCaldera、Conectiva、SuSE、Turbolinuxが共同発表を行なう予定であることが話題になっているが、http://www.unitedlinux.com/で、4社は共同でビジネス向けディストリビューション開発団体『United Linux』を設立し、共通のLinuxシステム「コア」(原文では“core Linux operating environment”、具体的な記述はない)である『United Linux software』を開発することが発表された。

この協業により、4社はそれぞれのサービスや製品を『United Linux software』にバンドルし、それぞれのブランド名で販売することになるという。また、米AMD、米Borland Software、米Computer Associates、オランダFujitsu Siemens、富士通(株)、米Hewlett-Packard、米IBM、米Intel、日本電気(株)、米Progress Software、独SAPなどのIHV、ISVが『UnitedLinux software』のサポートを表明しているという。

現在対応が発表されているアーキテクチャは、IA-32、Itanium、Athlon、Opteronなど。また、LSBやLi18nux、中国の政府指定文字コードであるGB18030などもサポートし、当初から多言語に対応したシステムとなるようだ。

また、4社はそれぞれ各地域でのローカライズやサポート、サービス、教育事業などを展開するとしているほか、4社以外のディストリビュータの参入についても検討しているという。4社は2002年末をめどに、すべての製品を『United Linux software』に対応させるとしている。

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