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テンアートニとデータ変換研究所、全文検索エンジンの開発、販売で提携

2002年05月25日 17時52分更新

文● 編集部

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(株)テンアートニと(株)データ変換研究所は、全文検索エンジン『Akao』の開発、販売で提携した。

『Akao』は、ネットワーク上のさまざまなプラットフォームのサーバに蓄えられたドキュメントを一括して全文検索することができる検索エンジン。企業内などで、Windows、Solaris、Linuxなどの各種サーバにあるドキュメントを、ネットワーク全体あるいはサーバ単位で検索することが可能になる。検索対象ドキュメントのフォーマットは、Microsoft Word形式や一太郎形式、PDFといったものだけでなく、TIFFやJPEGなどの画像ファイルにも対応している。

内部処理は、文中から任意の文字列を取り出して出現頻度を調べるN-gram方式を採用しており、インデックスなどの文字情報はUnicodeで保存される。日本語処理に依存しないため、国際化対応も容易だという。

製品の発売は2002年8月を予定している。現時点で公開されている動作環境は以下のとおり。

  • 対応ディストリビューション……MIRACLE LINUX V2.0、Red Hat Linux 7.2
  • HDD……ソフトウェアのみで10MB、インデックスサイズは対象文書の2倍程度
  • メモリ……128MB以上

なお『Akao』は、5月29日から行なわれるLinuxWorld Expo/Tokyo 2002に参考出品される。両社は今後、『Akao』関連のセミナーや展示会などのプロモーション、開発サポート、組み込み型アプライアンス製品開発などを共同で行なうとしている。

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