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機能豊富でメンテナンス性にも優れるオフィス向けのスリムタワーベアボーンPCが発売に

2002年05月18日 00時00分更新

文● 小磯

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Assist BookLeader-CN
「Assist BookLeader-CN」

 4月から複数ショップで展示の始まっていたアシストコンピュータ製のブックサイズベアボーンPC「Assist BookLeader-CN」が発売。サンプル版登場時に代理店から予告されていたとおり、縦置き時の台座部分にスピーカが用意され、それに加えてUSB接続の小型キーボードとスクロールマウスが付属した。



側面から

 本体の仕様は以前紹介したとおりで、78(W)×260(D)×295(H)mmという小型筐体に5インチベイと3.5インチベイを1つずつ用意。スリムタイプよりもコストパフォーマンスに優れる一般的な5インチ光学ドライブを搭載できるほか、3.5インチドライブベイは5インチドライブなどにアクセスするのとはちょうど反対側の側面から単独でアクセスできるようになっている。ベイはカートリッジ式になっており、スクリューレスで簡単に着脱が可能だ。また、フロント上部にはコンパクトフラッシュ/スマートメディア/メモリースティック/マルチメディアカードの読み書きに対応したカードリーダも用意する。 これだけの機能を有しながらCPU周辺の面積が大きく割かれ、クーラーの取り付けが容易なのもうれしい。大きく、そして静かなCPUクーラーを取り付けられる可能性もあるだろう。搭載するマザーボードはアシストコンピュータ製のPCIスロット装着型「Assist PC Card」シリーズの「AS-8605D」で、チップセットはTualatinコア版PentiumIII/Celeronをサポートする“ProSavage PL133T”。



台座スピーカ 接続
台座スピーカ

 新たに付属した“台座スピーカ”は、本体側面下部のビデオ出力端子をサウンド出力兼電源端子として利用し、二股の短いケーブルを利用してサウンドと電力を同時に流している。ちなみに外観からは、ステレオスピーカに対応しているように見えるが、詳細は不明。実際にステレオに対応している場合でも、右の写真を見ればわかるように、本来なら左右から出力されるべき音声が、標準では前後から出力されてしまう。オフィスがメインターゲットと判断できる仕様からすると、ちょっとしたオマケと考えた方がいいかもしれない。



フロントインターフェイス 下部背面のD-Sub15ピン
ケース前面と背面に用意されるインターフェイス

 このほか外部インターフェイスはD-Sub15ピン×1、シリアル×1、IEEE1394×2、USB×3、RJ-45×2、ライン出力×1、マイク入力×1。ネットワーク接続用のRJ-45を2つ用意するのは実に魅力的だ。一方で、付属のUSBキーボードとマウスでUSB端子を2つ占有するのは要注意。USBデバイスの接続を考えている場合には、別途USBハブを用意するのが無難だ。また、USBキーボードは小型化優先のあおりか、若干キー配列が標準とは異なっている点にも注意が必要だろう。


付属のUSBキーボードとボール式マウス。キーボードからUSB端子が2本伸びているが、片方はスルーさせてキーボード側面の端子に接続するマウスのためのもの。スルーさせず、それぞれ本体側のUSB端子に差しても同じことだろうが…
付属USBキーボード 付属USBマウス USBスルー
販売中

 スピーカとUSBまわりに残念な部分があるものの、必要十分な機能をコンパクトな筐体に詰め込み、さらに取り回しやすさも確保したベアボーンPCであるという事実には変わりない。まさにオフィスユースにうってつけと言えそうだ。価格はコムサテライト3号店で3万1780円、高速電脳で3万1800円、若松通商LAN/PLAZAで3万2800円。



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