このページの本文へ

ソニー、AIBOにBluetooth搭載の新モデルが登場――スエードタッチ仕様モデルや6万9000円のモデルも

2002年05月16日 16時00分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニーマーケティング(株)は16日、エンターテインメントロボット“AIBO”の新製品として、CPUを高速化した『ERS-220A』『ERS-210A』、Bluetooth機能を搭載した『ERS-311B/X』『ERS-311B』『ERS-312B』、パグ犬をモチーフにした新デザインの『ERS-31L』の計6機種を発表した。Bluetooth搭載モデルを6月1日に、それ以外を5月25日に発売する。価格は『ERS-311B』『ERS-312B』が9万8000円、『ERS-311B/X』が10万8000円、『ERS-220A』が18万円、『ERS-210A』が15万円、『ERS-31L』が6万9000円。電話/インターネットによる直販のほか、AIBOを扱っている一部家電店、パソコン量販店、百貨店、ソニーショップでも販売する。

『ERS-311B/X』
スエードタッチの表面加工が特徴の『ERS-311B/X』

『ERS-311B』と『ERS-312B』は、従来モデル“ラッテ(LATTE)”『ERS-311』と“マカロン(MACARON)”『ERS-312』と同じデザインを採用し、Bluetooth機能を搭載したモデル。『ERS-311B/X』は、『ERS-311B』の外装に手触りのやさしいスエードタッチ塗装を採用したモデルとなる。搭載する64bitRISCプロセッサーのクロック周波数は192MHzで、メインメモリーは32MB、可動部は、頭が自由度3、脚部が自由度3×4の合計15。赤外線方式距離センサー、加速度センサー、振動センサー、10万画素のCMOSイメージセンサー、スイッチ(頭部内/尻尾/肉球)、傾斜センサーを搭載するほか、音声入力用ステレオマイクと音声出力用のスピーカーを内蔵し、メモリースティックスロットも装備する。消費電力は約5Wで、約2時間30分の動作が可能(標準モード時)。本体サイズは幅177×奥行き240×高さ280mm、重量は約1.5kg。製品パッケージにはピンクのボールも同梱される。

Bluetooth機能を搭載した3モデルは、ワイヤレスコミュニケーション機能を搭載しており、同時に発売される専用ソフトウェア“AIBO-ware”と組み合わせることで、AIBOの考えていることを文字としてハンディビューワーに表示できるほか、AIBOの質問に答えるとそれに合ったリアクションをとらせることができる。また、ほかのBluetooth搭載モデルが近くにいる場合、AIBO同士の会話をハンディビューワーに表示する機能も搭載し、ジャンケンやしりとりなどで遊んでいる様子も見ることができるという。そのほかハンディビューワーではモード切り替えや制御などをリモートで行なえる。同時発売のAIBO-wareのラインアップは、チャッティライフ『ERF-310AW10J』(ERS-310シリーズ/ERS-31L用、9000円)、ハローAIBO!チャッティ『ERF-310AW11J』(ERS-310シリーズ/ERS-31L用、8000円)など。アクションやダンス披露する“元気なAIBO~AIBOフレンドスペシャル~”『ERF-310AW09J』も発売する(ERS-310シリーズ/ERS-31L用、5000円、Bluetoothには非対応)。

新デザインのAIBOはパグ犬で6万9800円

『ERS-31L』パグ犬をモチーフにしたという『ERS-31L』

『ERS-31L』は、パグ犬をモチーフにしたという新デザインが特徴で、従来モデルの『ERS-311』や『ERS-312』と同等の機能を搭載したまま低価格化を図ったモデル。Bluetooth機能を搭載していないが、そのほかの基本仕様は『ERS-311B』と同じ。製品パッケージにはピンクボールが同梱されるが、スタンドは付属しない。

クロック周波数を384MHzに高速化した『ERS-210A』『ERS-220A』

『ERS-210A』『ERS-220A』は、従来モデル『ERS-210』『ERS-220』のCPUの動作クロック周波数を384MHzに高速化し、処理能力を向上させたたモデル。可動部は、『ERS-210A』では頭が自由度3、口が自由度1、耳が自由度1×2、脚部が自由度3×4、尻尾が自由度2の合計20、『ERS-220A』では頭が自由度4、脚部が自由度3×4の合計16。センサーやスイッチは、『ERS-210A』が赤外線方式距離センサー、加速度センサー、振動センサー、10万画素のCMOSイメージセンサー、温度センサー、感圧センサー(頭部)、スイッチ(あご、背中、脚部)を搭載するほか、音声入力用ステレオマイクと音声出力用のスピーカーを内蔵する。『ERS-220A』は感圧センサー(頭部)、スイッチ(あご、背中、脚部)の代わりに、タッチセンサー(頭部、頭、背中、脚部、テール)を搭載する。両モデルともメモリースティックスロットのほか、PCカードスロット(TypeII)も装備する。消費電力は約9Wで、約1.5時間の動作が可能(標準モード時)。本体サイズは、『ERS-210A』が幅152×奥行き250×高さ281mm、『ERS-220A』が幅152×奥行き278×高さ296mm。重量はともに約1.5kg。製品パッケージにはピンクボールのほか、リリースピンが同梱される。

同社では、AIBOの3周年を記念し、今回発売するAIBOを18日と19日の2日間、銀座ソニービル8Fソミドホールで紹介する。時間は11時から19時まで。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン