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NEC、水平解像度4800dpiのカラーインクジェットプリンター『ピクティ970』など3機種を発売――USB 2.0にも対応

2002年05月10日 18時22分更新

文● 編集部

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日本電気(株)とNECカスタマックス(株)は10日、カラーインクジェットプリンター“ピクティ”シリーズの最上位機種として、水平解像度が4800dpiのカラーインクジェットプリンター『ピクティ970』の販売を同日付けで開始したと発表した。22日に出荷を開始する。併せて、ミッドレンジの『ピクティ870』と普及機『ピクティ770』も発売し、“ピクティ”シリーズのラインアップを一新した。15日に出荷を開始する。全機種とも価格はオープン。

『ピクティ970』
『ピクティ970』

『ピクティ970(PICTY970)』(PR-J970)は、4pl(ピコリットル)の超微粒子インクドロップ技術とインクヘッド位置制御を改良したことで、水平方向のインク着弾精度を向上させ、4色のプリントカートリッジ+フォト用紙を利用して、従来機種の2倍となる4800dpi×1200dpiの高解像度印刷に対応したほか、高密度ノズルとインクヘッドの駆動を高速化したことで、カラー印刷を従来機種の1.4倍以上となる毎分12ページに高速化したのが特徴(モノクロは最大で毎分17枚)。用紙は普通紙、再生紙、インクジェット専用紙、フォト用紙、アイロンプリント用紙などに、また用紙サイズは、はがきからA4までに対応し、自動両面印刷も行なえる。コントラスト、鮮明度、スムージングなどの補正をプリンタードライバーの印刷設定画面で行なえる“デジタル・フォトグラフィ機能”や、パソコンの画面表示をそのまま印刷する“ワンタッチスクリーン印刷機能”なども搭載する。給紙/排紙を装置前面から行なえる“フロントイン・フロントアウト方式”を採用し、給紙はA4用紙100枚に対応する。

インターフェースはIEEE1284準拠の双方向パラレルとUSB 2.0(Full-Speed)を装備する。電源はAC100Vで、消費電力は最大30W(スタンバイ時は最大4W)。稼働音は約47dB。本体サイズは幅456×奥行き385×高さ156mm、重量は5.26kg(自動両面印刷モジュール装着時は奥行きが441mm、重量が5.81kgとなる)。製品にはUSBケーブルが付属する。また、別売の6色対応プリントカートリッジ・フォトを使用すれば、ハーフトーンなどの中間色をムラなく印刷することもできるという。

『ピクティ870』
『ピクティ870』

『ピクティ870(PICTY870)』(PR-J870)は、最大2400dpi×1200dpiの印刷が可能なカラーインクジェットプリンター。カラーで最大毎分10枚、モノクロで最大毎分12枚の印刷が行なえる。用紙サイズは、はがきからA4まで対応し、両面自動印刷も行なえる。インターフェースはIEEE1284準拠の双方向パラレルとUSB 2.0(Full-Speed)を装備する。電源はAC100Vで、消費電力は最大25W(スタンバイ時は最大4W)。稼働音は約46dB。本体サイズは幅440×奥行き250×高さ196mm、重量は5.72kg(自動両面印刷モジュール装着時は奥行きが310mm、重量が6.5kgとなる)。製品にはUSBケーブルが付属する。

『ピクティ770』
『ピクティ770』

『ピクティ770(PICTY770)』(PR-J770)は、1200dpi×1200dpiの印刷が可能なカラーインクジェットプリンター。印刷速度はカラーで最大毎分5枚、モノクロで最大毎分8枚。用紙サイズは、はがきからA4まで対応する。インターフェースはUSB 2.0(Full-Speed)を装備する。電源はAC100Vで、消費電力は最大30W(スタンバイ時は最大5W)。稼働音は約42dB。本体サイズは幅446×奥行き355×高さ185mm、重量は5.5kg。製品にはUSBケーブルが付属する。

同社では、販売目標を月間4万台(3機種合計)としている。

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