このページの本文へ

フィンランドSOT、『SOT Office 2002』をリリース

2002年04月27日 07時03分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
SOT Office

フィンランドSOT Finnish Software Engineering(以下、SOT)は、Windows、Linuxに対応したオフィススィート『SOT Office 2002』をリリースした。

SOTは『SOT Linux』を開発している企業。以前のバージョンでは『Best Linux』シリーズをリリースしていたが、4月24日にリリースされた『SOT Linux 2002』から名称を変更すると発表している。

『SOT Office 2002』はOpenOfficeをベースにしたオフィススィート。GPLで公開されている。『SOT Office 2002』は、ワープロソフト『SOT Office Writer』、表計算ソフト『SOT Office Calc』、プレゼンテーションソフト『SOT Office Impress』、ドローソフト『SOT Office Draw』で構成される。いずれもMicrosoft Officeで作成したドキュメントと互換性がある。また、英語やフィンランド語のスペルチェック機能が強化されているという。日本語には対応していない。



SOT Officeインストール画面
『SOT Office 2002』のインストーラ。StarSuiteやOpenOfficeのものと動作は変わらない。
SOT Office Writer
『SOT Office Writer』。英語版のため、メニューは英語表示だ。フィンランド語のバージョンでは、メニューもすべてフィンランド語で表示される。

プレスリリースによると、米Sun Microsystemsが『StarOffice』の無料版をSolarisのみに限定するという決定を受けてのリリースであるという。製品自体は無料で配布されており、インシデント制のサポートで利益を上げるとしている。

カテゴリートップへ