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サン、ミッションクリティカル向けサーバー『Fire 12K』とストレージ“StorEdge 3900/6900”を発売

2002年04月24日 18時22分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は24日、ミッションクリティカルシステム市場に向けて、ハイエンドサーバー『Sun Fire 12K』とミッドレンジクラスのストレージ製品“Sun StorEdge 3900シリーズ”“同 6900シリーズ”を同日から販売すると発表した。出荷はFire 12Kが同日、3900シリーズが5月中旬、6900シリーズが5月下旬に開始する。

『Sun Fire 12K』『Sun Fire 12K』

『Sun Fire 12K』は、UltraSPARC III Cu-900MHzを最大52個、メモリーを最大288GBまで搭載可能なハイエンドサーバー。システムを最大9区画に分割し各区画で別のアプリケーションが動作できる動的物理分割機能(ダイナミックシステムドメイン)、稼働中に部品の着脱が可能な動的再構成(ダイナミックリコンフィグレーション)、ハードウェア部品の完全二重化など最上位モデル『Sun Fire 15K』の技術を採用。システムを停止することなくFire 15Kへのアップグレードが可能となる。導入時の最低限必要なコンサルティングと初期設定を提供する定額サービス“Sun Fire 12K/15Kサーバ導入コンサルティング・サービス”を提供する。

システムインターコネクトには冗長構成クロスバーインターコネクト“Sun Fireplane”(150MHz)を採用、ホットスワップ対応のPCIスロット×最大36スロット(66MHz×18、33MHz×18)を装備する。システム帯域幅は最大86.4GB/秒(総帯域幅)、最大21.6GB/秒(実効帯域幅)。I/O帯域幅は最大10.8GB/秒(実効帯域幅)。ドメイン数は最大9。サイズは幅84.6×163.8×191.8cm、重量は996.1kg(フル構成時)。

最小構成は、UltraSPARC III Cu-900MHz(8MBキャッシュ付)×4、8GBのメモリー、54.6GBのHDD、Solarisサーバーライセンスで、価格は1億4196万2000円。

“3900/6900”シリーズ“3900/6900”シリーズ

“3900/6900”シリーズは、出荷前にシステムの統合、検証を行なうミッドレンジクラスのストレージシステム。安定稼働のための管理・監視専用サービスプロセッサーを搭載、同社のディスクアレー装置『StorEdge T3 Array』と互換性がある。1キャビネットあたり2個の冗長電源を装備しており、RAID 5と1+0をサポートする。

3900シリーズは、最大容量が5.3TB(テラバイト)の『StorEdge 3910』と11.9TBの『StorEdge 3960』の2機種。帯域幅は1.4GB/秒。キャビネット数は3910が1台、3960が2台。最大ホスト数は3910が4台、3960が7台(1台に2接続)。最小構成は、655GBのFC-ALドライブ、8ポート(3960は16ポート)FCスイッチ×2、Ethernetスイッチで、価格は6910が1577万円、3960が2219万円。

6900シリーズは、最大容量が3.9TBの『StorEdge 6910』と10.6TBの『StorEdge 6960』の2機種。SAN環境で複数のストレージを仮想的に1つのストレージシステムとして利用できるストレージバーチャライゼーション機能が特徴で、同機能を可能にするバーチャライゼーションエンジン(ハードウェア)を搭載する。キャビネット数は6910が1台、6960が1/2台。最大ホスト数は6910が7台、6960が14台(1台に2接続)。最大LUN数は6910が256個、6960が512個。最小構成は、655GBのFC-ALドライブ、8ポート(6960は16ポート)FCスイッチ×2、統合バーチャライゼーションエンジン×2、Ethernetスイッチで、価格は6910が3123万円、6960が4687万円。

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