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『MontaVista Linux Carrier Grade Edition 2.1』発表

2002年04月11日 21時44分更新

文● 編集部

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モンタビスタソフトウェアジャパン(株)は、通信端末や中継交換機といったテレコム市場に対応したディストリビューション『MontaVista Linux Carrier Grade Edition 2.1』を発表した。

『MontaVista Linux Carrier Grade Edition 2.1』は、すでに発売されている『MontaVista Linux 2.1』の主な特徴である、プリエンプティブカーネルやリアルタイムスケジューラといったLinuxカーネルの機能強化だけでなく、『MontaVista Linux High Availability Framework』で提供されてきた、PICMG 2.12対応によるCompact PCIカードのホットスワップ機能や冗長Ethernet、異なるベンダーのCompact PCIボード間での通信「バックプレーンメッセージング」をサポートする機能、リソースやイベントのマネジメント機能にも対応している。当初サポートされるアーキテクチャはIAのみとなるが、次のリリースではPower PCもサポートされる予定だ。

『MontaVista Linux Carrier Grade Edition 2.1』は、これらの機能により、通信機器市場が要求する99.999%の信頼性に応えた、「キャリアグレード」向けの製品として2002年第2四半期にリリースされる。製品は「サブスクリプションパッケージ」で提供されるため、バージョンアップなどのサポートは無償で提供される。価格は開発チームの規模に応じた構成となり、800万円からとなるが、『MontaVista Linux High Availability Framework』のユーザーは無償で移行することができる。

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