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サン、ワークステーションの最上位機種『Sun Blade 2000』を発表

2002年04月10日 23時40分更新

文● 編集部

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サン・マイクロシステムズ(株)は10日、ワークステーションの最上位機種として、銅配線技術を採用した64bitマイクロプロセッサー『UltraSPARC III Cu』(1.05GHz/900MHz)を2個搭載可能な『Sun Blade 2000』を発表した。4月中旬から順次出荷を開始する。併せて“MAJCアーキテクチャー”のマイクロプロセッサー『MAJC-5200』をコアに採用したグラフィックスアクセラレーターカード『Sun XVR-1000』を発表し、一部のモデルに搭載すると発表した。

『Sun Blade 2000』『Sun Blade 2000』

『Sun Blade 2000』は、システムアーキテクチャーにハイエンドサーバーと同じ“Sun Fireplane”を採用し、プロセッサー、グラフィックス、メモリー、I/Oなどの各コンポーネントが毎秒4.8GB(ピーク時)の速度で接続されているのが特徴。プロセッサーはメモリーコントローラーを内蔵しており、メモリーと専用バスで接続され、高速アクセスが行なえるという。処理性能は、1.05GHz動作時にSPECint2000が610、SPECfp2000が827となる。また、SPARC/Solarisアーキテクチャー用のアプリケーションと完全なバイナリ互換を持つという。

同時に発表したグラフィックスアクセラレーターカード『Sun XVR-1000』は、単一のシリコンに2個のCPUを実装し並列処理を行なう『MAJC-5200』コアを搭載したのが特徴。搭載する『MAJC-5200』は、映像や音声などのストリームの処理にも対応する汎用プロセッサーアーキテクチャー“MAJC(Microproc essor Architecture for Java Computing)”を採用したプロセッサー。『Sun XVR-1000』は、毎秒1990万3Dトライアングルの処理が行なえるジオメトリ演算プロセッサーのほか、計360MBの大容量グラフィックスメモリー、フルシーンアンチエイリアシング機能を装備し、24インチのHDTVディスプレーをサポートする。

価格は、UltraSPARC III Cu-900MHzとPGX64グラフィックス、1GBメモリー、73GB HDD(FC-AL)、Solaris8 2/02を搭載したモデルが165万円で4月中旬出荷予定、XVR-1000グラフィックスと2GBのメモリーを搭載したモデルが232万円で5月上旬出荷予定、UltraSPARC III Cu-1.05GHz×2個、XVR-1000、8GBメモリー、73GB HDD×2基を搭載したモデルが550万円で5月下旬出荷の予定。

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