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高負荷時の静音性を強調する電源ユニット「Super 静」が発売に

2002年04月06日 20時54分更新

文● 小磯

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Super 静

 東海理化販売のTORICAブランドによる静音電源“静(Sei)”シリーズ。ライバル数社と静音/価格/大容量化競争を繰り広げる静音電源ブームの主役のひとつに、従来以上の静音化をうたう新作「Super 静」が登場した。システム高負荷時における静音性を強調する製品の販売が6日からアキバの各ショップで始まっている。



SPW-420NP
「Sei」
「Sei」文字入りファンカバー

 従来製品との最大の違いは搭載するファンの数で、型番の頭に“Super”の“S”が与えられたSuper 静シリーズはすべて排気ファン1基のみ。従来製品の場合、大容量モデルはファンを2基搭載していたのが、今回は最大回転数2450rpmとされる松下製の流体軸受けモータ採用ファンを1つ採用するに止まっている。東海理化販売によると、今回の冷却機構改良により、最大負荷時(=ファン回転数最大時)の状態で従来製品よりも20%の静音化に成功したという。ケース内部の温度が70℃に達した際でも騒音レベルはわずか30.8dBで、電源投入時と4dB程度しか変わらないとしている。ファンを1基しか搭載しないとなると、静音とは別に排熱の問題を危惧する人もいるだろうが、「ユニット内部に巨大なヒートシンクを搭載することでこの問題を回避した」(東海理化販売)とのこと。なお、そのファンを保護するファンカバーは金メッキされ、さらに「Sei」の文字があしらわれるこだわりの一品だ。



出力とファン回転数 背面 騒音レベル比較
各モデルの出力表と、温度とファン回転数の相関関係を示したグラフ背面部は空気孔があるだけのシンプルなデザイン販売にあたって、複数ショップが掲示した騒音レベル比較。比較対象となったライバルたちが今後どのような手を打ってくるかも注目だ
販売中

 このほか主な仕様は3日に実機デモのようすをお伝えした際に紹介したとおり。ラインナップされているのは、420Wモデル「SPW-420NP」、370Wモデル「SPW-370NP」、320Wモデル「SPW-320NP」の合計3種類。型番の頭に“Super”を示す“S”が与えられているのが特徴だ。いずれも出力は定格出力を示し、Pentium 4に対応している。当初、420Wモデルは2万円弱とショップは見解を示していたが、実際には1万4000円程度に落ち着いていた。


6日現在の価格情報
価格ショップ
SPW-420NP(420W)
\13,480若松通商エルプラザ
\14,400DOS/Vパラダイス本店
\14,799TSUKUMO eX.
\14,800高速電脳
T-ZONE.PC DIY SHOP
\14,980クレバリー1号店
WonderCity
SPW-370NP(370W)
\9,980若松通商エルプラザ
\10,799TSUKUMO eX.
\10,800DOS/Vパラダイス本店
\10,980クレバリー1号店
T-ZONE.PC DIY SHOP
WonderCity
\11,800高速電脳
SPW-320NP(320W)
\8,280若松通商PS/PLAZA
\8,800高速電脳
DOS/Vパラダイス本店
\8,979TSUKUMO eX.
\8,980クレバリー1号店
T-ZONE.PC DIY SHOP
WonderCity
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