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九州松下、携帯電話で画像を見られるネットワークカメラを発表――屋外用無線LANモデルも

2002年03月20日 23時52分更新

文● 編集部 佐々木千之

九州松下電器(株)は20日、都内で記者発表会を開催し、ネットワークに直接接続して外部のPCや携帯電話から撮影画像を見ることのできる屋外設置用ネットワークカメラ『KX-HCM130』『KX-HCM170』を発表した。

無線LAN対応の『KX-HCM170』(右)と10BASE-Tのみ対応の『KX-HCM130』(左)
無線LAN対応の『KX-HCM170』(右)と10BASE-Tのみ対応の『KX-HCM130』(左)

同社は2001年10月に、ウェブサーバー機能を内蔵し、本体のEthernet(10BASE-T)ポート経由でLANなどに直接接続し、インターネット経由でカメラ(のウェブサーバー)にアクセスすることで画像を見ることができる、屋内設置用の製品『KX-HCM1』(ネットワーク経由でカメラの向きを変更可能。5万2800円)と『KX-HCM2』(カメラの向き変更不可。4万6800円)を発表している。

今回のKX-HCM130は、カメラのパン・チルト機能を持ったKX-HCM1をベースに、屋外設置用として防水対応(※1)のカバーを付け、さらに携帯電話(※2)からのカメラの向きの制御と画像閲覧に対応した。また、KX-HCM170は10BASE-Tポートのほか、IEEE 802.11b無線LAN通信機能を持つ。ネットワークカメラにおいて、携帯電話で直接画像を見ることのできる製品はKX-HCM130/170が初めての製品としている。KX-HCM130の価格は6万9800円で5月10日発売、KX-HCM170は9万9800円で5月25日発売予定。

※1 JIS C 0920準拠 保護等級4 防沫型:“いかなる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響がないもの”と定義されている。九州松下では、強い雨が直接あたるような設置方法は無理としている。

※2 cHTMLとJPEGファイルの表示に対応した携帯電話に対応するとしている。動作確認済み機種は、NTTドコモ(株)が『P2101V』『N2001』『N2002』『P503i』『P503iS』『N503i』『N503iS』『P211i』『N211i』『SO211i』、KDDI(株)(au)が『C3001H』『C3002K』『C5001T』、J-フォングループが『J-SH06』『J-SH07』『J-SH08』。

カメラ部分には総画素数約32万画素の3分の1インチCMOSセンサーと、F1.8の固定焦点レンズを組み合わせたものを使用している。画面の明るさやホワイトバランスは自動および手動で設定できる。水平方向の画角は45度だが、±60度のパン(横方向の首振り)によって左右165度の範囲を撮影可能。縦方向の画角は33度で、水平から下向きに45度までチルト(縦方向の首振り)できる。

携帯電話でKX-HCM130/170にアクセスしたところ
携帯電話でKX-HCM130/170にアクセスしたところ
数字キーを使ってカメラをコントロールできる
数字キーを使ってカメラをコントロールできる。“プリセット”はあらかじめ設定した角度にワンタッチで画角を移動する機能。“スクロール”は自動的に左右にパンする機能

画像形式はJPEG(640×480、320×240、160×120ピクセル)で、画像更新速度は最大毎秒15枚(320×240、160×120)または7.5枚(640×480)。画像を閲覧は、カメラのウェブサーバーにアクセスする必要があるが、画像表示にActiveXコントロール(※3)を利用しているため、閲覧可能なブラウザーはWindows版のInternet Explorer 5.0以降かNetscape Navigator 4.7以降(6.xでは動作しない)となっている。なお携帯電話では、cHTMLで記述された専用ページにアクセスする形となっている。カメラの向きのコントロールは、パソコンだけでなく携帯電話でも可能。ウェブサーバーへの同時アクセスは最大30人となっている。

※3 KX-HCM130/170のウェブサーバーに、対応ブラウザーでアクセスすると、自動的にブラウザーにActiveXコントロールがダウンロードされて組み込まれる。

カメラで撮影した画像は、320×240ドットの画像なら約560枚分を本体内に保存できる。保存する画像については撮影する曜日や時間帯、または撮影の間隔を指定でき、過去にさかのぼって画像を参照できるとしている。このほか、外部スイッチを接続して、ドアの開閉に応じて撮影した画像をメールに添付して送信する“アラーム画像転送機能”や設定した時刻に撮影した画像をメールやFTPで指定先に転送する“タイマー画像転送機能”も備えている。

KX-HCM130/170は、九州松下が提供する“みえますねっとサービス”に対応している。このみえますねっとサービスは、同社のネットワークカメラユーザー専用のサービスで、ネットワークカメラへのアクセスをより簡単に行なえるようにするもの。従来は、ネットワークカメラに対してアクセスするためには、ドメインを取得するか、IPアドレスを直接指定する必要があった。特に固定グローバルIPアドレスのサービスを利用しない場合は、インターネット接続の度にIPアドレスが変更となるため、カメラのウェブサーバーへのアクセスが煩雑になっていたという。

みえますねっとサービスと、一般的な固定IPアドレス&ドメイン取得との比較
みえますねっとサービスと、一般的な固定IPアドレス&ドメイン取得との比較

これに対してみえますねっとサービスを利用すると、カメラにアクセスする際に“http://*****.miemasu.net/(*****部分は任意)”というドメイン名が利用できる。さらに、カメラがインターネットに接続されると、自分のIPアドレスをみえますねっとサービスのサーバーに送信し、みえますねっとサービス側で自動的にドメイン名とIPアドレスを対応させるため、固定IPアドレスを持たないユーザーでも、ドメイン名だけでアクセスでき利用しやすいとしている。みえますねっとサービスでは、登録から30分程度で利用できるほか、ドメイン名はほかのユーザーが使っていないものであれば、自由に何度でも変更できるという特徴を持っている。2月に試験運用を開始したが、4月1日に有料サービスとして正式に開始するという。月額利用料金は3000円。

九州松下では、企業内やチェーン店、流通業での監視カメラとしての利用や、官公庁、各種施設での対外情報発信用としての用途を見込んでいる。現在このような市場はまだほとんど無く、立ち上がり始めたばかりだが、2001年秋に発表した製品は、ADSL/光ファイバーなどブロードバンド接続環境の広まりとともに問い合わせが増えている状況で、今回の携帯電話への対応によって、需要が喚起されるのではないかと期待しているという。

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