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Gigabyte新製品ラッシュ!あのデュアルマザーもついに登場!!

2002年03月05日 20時27分更新

文● 小磯

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 今週から来週にかけてGigabyte製品の登場ラッシュがあるようだ。代理店から各ショップにアナウンスされた情報や、編集部が日本ギガ・バイトへ確認したところによると、まず今週の段階で国内初登場となる“ProSavageDDR KM266”チップセット搭載マザーボードやようやく登場のデュアルAthlon MPをサポートする製品などが相次いで店頭に並ぶ予定となっている。

初のProSavageDDR KM266搭載MicroATXマザーが今週中の登場

GA-7VKML
「GA-7VKML」

 ProSavageDDR KM266はVIA初のAthlonファミリ向けビデオ統合型DDR SDRAM対応チップセット。North Bridgeに対してAGP 8x相当で内部接続されるProSavage8コアを搭載する“ProSavageDDR”シリーズとしては、すでに搭載製品がECSから発売されているPentium 4用向けの“P4M266”チップセットに続く第2弾となる。DDR SDRAMのサポートがPC2100(DDR266)までである点やNorth Bridge“VT8751”とSouth Bridge(主に“VT8233A”)が266MB/秒の帯域幅を持つV-Linkで結ばれる点など細かな仕様はP4M266と同じで、P4M266のAthlon向けと捉えていいだろう。従来製品である“ProSavage KM133”チップセットの後継と言える存在だ。

 そのKM266を搭載する製品がMicroATXフォームファクタを採用する「GA-7VKML」。拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1で、外部AGPバス(こちらは最大4x)をサポートしている。DIMMスロットは2本で、最大2GB。ネットワークコントローラを採用するのは、MicroATXマザーボードではもはや標準とも言える仕様である。South BridgeはUltra ATA/133対応のVT8233A。

 DDR SDRAMに対応するビデオ内蔵のVIA製チップセット搭載マザーボードがデビューとなれば気になるのは、このマザーボードを用いたベアボーンキット。これについて日本ギガ・バイトによると、同社は3月下旬までにKM266マザーボードをベースにした「G-MAX」の新製品を用意する予定とのこと。こちらも要チェックだ。



長らくお待たせのデュアルAthlon MPマザーもようやく

最新版GA-7DPXDW
製品版「GA-7DPXDW」の製品写真。デザインは従来とそれほど変わっていない

 「GA-7DPXDW」と書けばピンと来る人も多いだろう。昨年9月にサンプル品がアキバに現れて以来注目され続け、幾度となく製品登場のウワサが出ては消えていた“AMD-760MPX”チップセット搭載マザーボードだ。昨年末にデビューしたASUSTeK製「A7M266-D」、年明けに登場したTyan製「Tiger MPX」に続く製品となる。日本ギガ・バイトから入手した製品画像を見る限り、基本的なデザインは展示品と変わっていないようだ。このため詳細はGA-7DPXDW展示開始時の記事を参照してほしいが、ASUSTeK/Tyan製品と同じく、今回もUSB2.0カードが同梱される点には注意が必要だろう。ちなみに、USB2.0コントローラを中心として複数の不具合を抱えるSouth Bridge“AMD-768”について日本ギガ・バイトでは「AMD-768の不具合が直るには夏まで待つ必要がある」との見解を示している。AMD-760MPXマザーボードにUSBインターフェイスカードがバンドルされる状況はもうしばらく続きそうだ。



初のKT333マザーボードが再入荷
KT400は6月?!

GA-7VRXP
2月14日にデビューした「GA-7VRXP」

 また先日初期出荷分が少量登場し、あっという間に完売となった“Apollo KT333”チップセット搭載マザーボード「GA-7VRXP」は今週中の再入荷となる予定。同製品の発売直後に明らかとなった情報によれば、KT333のパフォーマンス改善版と言われる“Apollo KT333A”はキャンセルになっており、KT333の製品寿命は当初より長くなっているので注意したいところだ。AGP 8xや533MB/秒の帯域を持つ新型V-Linkに対応し、USB2.0コントローラを内蔵するSouth Bridge“VT8235”のサポートは、キャンセルされたKT333Aの代わりに、PC3200(DDR400) DDR SDRAMをサポートする“Apollo KT400”が受け持つことになる。なおこのKT400を搭載するマザーボードは5月にサンプルが予定されており、「6月のボーナス商戦には間に合わせたい」(日本ギガ・バイト)とのこと。



RADEON 8500 Pro
「RADEON 8500 Pro」

 このほかGigabyteからは“MAYA”のシリーズ名が与えられたATI Technologies製ビデオチップ採用カードの最上位モデルで275MHz動作版のRADEON 8500を搭載するビデオカード「RADEON 8500 Pro」や、先日されたばかりのIntel製サーバ向けチップセット“E7500”搭載マザーボードや、上述した「GA-7VRXP」の廉価モデル「GA-7VRX」など複数が来週までに店頭に並ぶ予定だ。なお、いずれも現在のところ予価は不明。



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