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【IDF Spring 2002 Vol.1】90nmプロセス版IA-64“Montecito”の存在が明らかに

2002年02月26日 23時16分更新

文● 塩田紳二

25日より28日(現地時間)まで米国はサンフランシスコ市で、米インテル社が主催する“Intel Developer Forum Spring 2002”(IDF Spring 2002)が開催されている。IDFは、インテル製品の開発者向けのコンファレンスで、毎年春、秋(実際には2月と8月なので冬と夏という感じなのだが)の2回開催されるもの。前回までは隣のサンノゼ市での開催だったが、今回はサンフランシスコ市のMoscorn Centerでの開催となった。

会場スペースはこちらのほうが大きく、この手のイベントでは参加者や出展者が増えるに従って、サンノゼからサンフランシスコに移ることが多い。しかし、次回8月のIDFはまたサンノゼ開催というところを見ると、どうも今回はサンノゼのコンベンションセンターが取れなかったための一時的なものであるようだ。このMoscorn Centerは、道路の両側にノースとサウスとして2つの会場に分かれており、地下でつながっているのだが、今回ノース側は、生物物理学の学会が開かれており、筆者は最初勘違いしてこっちのほうに行ってしまった。まわりの雰囲気がどうも違うのでよーくみると、みんな違うバッジをつけているではないか。そこで慌てて反対側へ移った次第。

メガネなしで登場したパット・ゲルシンガー氏。やはり銀縁メガネは“おたく”っぽいか
メガネなしで登場したパット・ゲルシンガー氏。やはり銀縁メガネは“おたく”っぽいか

初日(25日)は昼のキーノートスピーチで始まる。以前は月曜日の朝7時ぐらいからキーノートスピーチが始まっていて、みんな前日の日曜日から現地入りしたものだが、景気後退の影響で実質参加日数を減らすためか、ここ2回ほどは、初日は昼からの開催である。

最初のスピーカーは、CEOのクレイグ・バレット(Craig Barrett。この人は3月1日に来日予定である)氏で、その紹介を務めるのは、インテルのCTO(Chief Technology Officer)で副社長のパット・ゲルシンガー(Patt Gelsinger)氏。このひとは銀縁メガネがよく似合っていたのに、今回はメガネなしで登場(メガネをかけるとビル・ゲイツ氏に似てるって言われたのがイヤになった?)。ゲルシンガー氏の紹介によるバレット氏は、“釣り好き”でシベリヤにまで釣りにいったそうだ。

インテルのCEOであるクレイグ・バレット氏。ゲルシンガー氏の紹介によると“釣り好き”なのだとか。3月1日に来日予定だが、日本でも釣りに行くのだろうか?
インテルのCEOであるクレイグ・バレット氏。ゲルシンガー氏の紹介によると“釣り好き”なのだとか。3月1日に来日予定だが、日本でも釣りに行くのだろうか?

今回のクレイグ・バレット氏のテーマは、景気について。やはり、景気が回復してくれないとインテルのビジネスにも大きく影響する。そこで、よく見かける市場の成長曲線の話(1回急激に上がると、そのあと沈んでまた上がるってやつ)を持ち出し、いまは底だと言う。またその回復には、テクノロジーが欠かせないとも。著名人なのでこうした言動でみんなを元気づけるのはいいんだけど、IDFはやはりデベロッパー中心。そう言われてもねぇ。

バレット氏が示した市場成長のパターンを示す図。よく言われている話だが、どんな市場も1回停滞してから成長するという。でも、いま問題なのは世界的な景気じゃないかなぁ
バレット氏が示した市場成長のパターンを示す図。よく言われている話だが、どんな市場も1回停滞してから成長するという。でも、いま問題なのは世界的な景気じゃないかなぁ

ニュースとしては、300mmウエハーで0.13μmのラインがオレゴンの工場で稼働し、プロセッサーの出荷が始まったというものがある。こっちは、米AMD社など競合他社にとってはいやなニュース。これでプロセッサーの製造能力がまた高まったわけである。より多くのプロセッサーを作れるようになったのだから、あとはみんなが買うのを待つだけというわけだが、はたして大物が引っかかるのかどうか。

エンタープライズ・プラットフォーム事業本部長であるマイク・フィスター氏。この人は話し出すと止まらないのだとか。このため、キーノートスピーチは大幅に時間超過
エンタープライズ・プラットフォーム事業本部長であるマイク・フィスター氏。この人は話し出すと止まらないのだとか。このため、キーノートスピーチは大幅に時間超過

次に登場したのは、マイク・フィスター(Michael Fister)氏。上級副社長でエンタープライズ・プラットフォーム事業本部長、まあサーバー関連のトップというわけだ。ここでは、Xeonとサーバー向けチップセットE7500、およびIA-64の簡単なロードマップの話が出た。

サーバー用チップセットE7500。PCI-Xやホットプラグに対応しているようだ
サーバー用チップセットE7500。PCI-Xやホットプラグに対応しているようだ

Xeonについては、すでにいろいろと情報が出ているが、HyperThreadingを装備した1.8/2.0/2.2GHzのものが正式に登場(25日付でプレスリリースが出ている)、また、これと組み合わせるサーバー向けのチップセットがE7500である。インテルは、デスクトップ用820チップセットの失敗などもあって、サーバー向けチップセットが出ておらず、これまではPentium IIIと米ServerWorks社のチップセットという組合せだった。これでようやくサーバー用チップセットにもインテルブランドが復活したわけだ。

E7500は、デュアルプロセッサー向けだが、CPUがHyperThreading対応だと、デュアルプロセッサーでも見かけ上は4プロセッサーになる。企業向けのソフトウェアなどではプロセッサ数で値段を変えているところがあるが、こうした問題への対処は検討中だとか
E7500は、デュアルプロセッサー向けだが、CPUがHyperThreading対応だと、デュアルプロセッサーでも見かけ上は4プロセッサーになる。企業向けのソフトウェアなどではプロセッサ数で値段を変えているところがあるが、こうした問題への対処は検討中だとか
IA-64の新プロセッサー“Montecito”が公の場に登場。90nmプロセスで2004年に登場予定
IA-64の新プロセッサー“Montecito”が公の場に登場。90nmプロセスで2004年に登場予定

IA-64では、前回のIDFでも触れられた次々世代Itanium“Madison”と“Deerfield”に加え、2004年に90nmプロセス(0.09μm。0.13μmの次世代プロセス)で登場予定の“Montecito”の名前が初めて公の場で登場。また、低価格版のIA-64であるDeerfieldはデュアルプロセッサーに特化するらしい。

最後に登場したのは、リチャード・ワート(Richard Wirt)氏。HyperThreadingとウェブサービスという話。なんか無理矢理結びつけたような組合せ
最後に登場したのは、リチャード・ワート(Richard Wirt)氏。HyperThreadingとウェブサービスという話。なんか無理矢理結びつけたような組合せ

最近の米国のイベントはやたらに警備が厳しい。今回のIDFは、ついに入り口に金属探知ゲート(飛行場にあるようなやつ)が登場。ここを通らないと中には入れないようになった。今年になってすでに3つほど米国のイベントに参加しているが、入場時の手荷物検査だけでなく、金属探知器ゲートがあったのはさすがにIDFぐらい。なんかオリンピック並の警備である。

今年登場する次世代Itanium“McKinley”は、Itanium向けのプログラムを、最適化なしでItaniumの1.6倍、再コンパイルして最適化することで2倍の速度で走らせることができるという。これは同時実行可能な命令数がItaniumとは違うためである
今年登場する次世代Itanium“McKinley”は、Itanium向けのプログラムを、最適化なしでItaniumの1.6倍、再コンパイルして最適化することで2倍の速度で走らせることができるという。これは同時実行可能な命令数がItaniumとは違うためである

厳しい警備の中で始まったIDFだが、今回の目玉は、モバイルPentium 4と、モバイル専用プロセッサー“Banias”の追加情報だと言われている。以前にちょっとコラムでも書いたが、この2つのプロセッサーの関係はちょっと微妙なのである。Baniasも意外と性能が出るという話もあって、そうなるとモバイルPentium 4ってなぜ必要なの? ということにもなりかねないのである。これについては、明後日(現地時間で27日)のキーノートスピーチで話が出るのではないかと思う。明日は2日目の模様をお伝えする。

ワート氏のスピーチでは、CPUの性能向上とメモリの性能向上にはギッャプがあることが示され、HyperThreadingでそのギャップを埋めることができるという
ワート氏のスピーチでは、CPUの性能向上とメモリの性能向上にはギッャプがあることが示され、HyperThreadingでそのギャップを埋めることができるという

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