ミラクル・リナックス(株)は26日、64bitプロセッサー『Itanium』向けのLinuxサーバーOSのベータ版『MIRACLE LINUX V2.0 for the Itanium Processor Developer Release ベータ』の開発者向けダウンロードサービスを、28日に日本オラクル(株)の技術者向けサイト“Oracle Technology Network Japan”を通じて開始すると発表した。
今回ダウンロード提供するベータ版は、同社の『MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0』(Linuxカーネル2.4)をベースに開発・設計されたもので、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.0で提供されるすべての機能が実装されているという。マルチプロセッサで膨大なデータをより高速、効率的に処理でき、Itanium向けの“Oracleデータベース”と組み合わせることで、テラバイト級のデータ処理が実現可能になるという。今後は大規模システム向けに付加価値としての機能を追加していくという。
なお、正式版は、3月中旬からソフトウェアおよびハードウェアパートナー企業や主要代理店などに無償で提供するほか、Oracle Technology Network Japanやミラクル・リナックスのウェブサイトからもダウンロード提供する予定。