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Let's note LIGHT CF-R1RCXR/Let's note PRO R1 CF-R1RWXP

Let's note LIGHT CF-R1RCXR/Let's note PRO R1 CF-R1RWXP

2002年02月20日 13時33分更新

文● ASCII24・内田泰仁

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Let's note LIGHT CF-R1RCXR/Let's note PRO R1 CF-R1RWXP

松下電器産業

オープンプライス
18万800円~(パナセンス・直販価格)

B5サブノートを中心としたラインナップでコアユーザーに根強い人気の松下「Let's note」シリーズ。2001年夏以来久々のラインナップ更新となるこの春モデルでは、ジャストB5サイズの新設計モデル「Let's note LIGHT(店頭販売向け)/Let's note PRO R1(ネット販売および法人向け)」が登場した。これまでのLet's noteのイメージを打ち破る斬新な本機だが、従来どおり「モバイルでの使いやすさ」には強いこだわりを見せている。

新規デザインのスリムボディ
生まれ変わったB5サイズLet's note

 Windows XPが登場した2001年秋モデルでは「人」の新機種のみ追加された松下電器産業だが、2002年に入ってついに看板シリーズである「Let's note」の新ラインナップが発表された。今回のモデルチェンジでは、B5ファイルサイズ「CF-A2」をベースとして、ポインティングデバイスにLet's noteシリーズの象徴ともいうべきトラックボールを採用した「Let's note TB(CF-A3R8CXR)」と、ジャストB5サイズの新設計マシン「Let's note LIGHT(CF-R1RCXR)」の2モデルがラインナップされた。本稿では、従来のイメージを一新するデザインを持つLet's note LIGHT(CF-R1RCXR)を紹介する。
 なお、松下電器産業のECサイト「パナセンス」では、法人向けに販売されているモデルのオンライン販売も行なっているが、今回発表された2モデルに関しては、「Let's note PRO」の名称で販売される。今回紹介するLet's note LIGHTは、法人向け/ネット販売モデルでは「Let's note PRO R1(CF-R1RWXP)」となっている。本モデルには、ネット販売専用のカスタマイズモデルも用意されるが(詳細は後述)、基本仕様は店頭モデルとまったく同様となっている。

 第一印象からして、2001年に発売されたCF-A2やCF-B5、そしてそれ以前のLet's noteシリーズとは異なる新モデルだが、今回は任天堂の家庭用ゲーム機「GAMECUBE」にDVDプレーヤ機能を追加した松下製互換機「Q(キュー)」のデザイナーがデザインを担当したとのこと。ホワイトシルバーを基調とした本体は、従来のものよりもよりポップで親しみやすい雰囲気を持っており、全体に「Q」にも通じるデザインセンスを感じさせる。

本体の小型化だけでなく、本機ではACアダプタの小型化も進められた。サイズは88(W)×39(D)×27(H)mm/約190g。
 ジャストB5サイズのLet's noteには、2001年5月に発表されたトラックボール搭載機の「CF-B5XR」があるが、マグネシウム合金製ボディや液晶パネルのガラスを極薄成型にし、ポインティングデバイスにトラックパッドを搭載したことや新開発の高容量セルを用いた新バッテリの採用など、徹底して薄型・軽量化を推し進めることにより、本体サイズは240(W)×183(D)×23.5(本体前部)/37.2(後部)(H)mm、重量は1kgを切り960gとなっている。この重量は、同じB5サブノートにカテゴリされる日本IBM「ThinkPad s30」(1.45kg)やソニー「PCG-SRX7E/P」(1.26kg)はもちろん、ミニノートであるソニー「PCG-C1MRX」(998g)よりも軽い。前述の機種の中には無線LAN内蔵ノートもあるが、それを踏まえても、本機はB5ノートとしてはダントツの軽量さといえる。



本体天面。中央部分はやや凸面がつけられているが、これは車のボンネットに倣った金属板の強度を向上させる設計。
 薄型・軽量化が一気に進んだ本機だが、松下が以前からLet's noteのテーマのひとつに挙げている「本体の丈夫さ」は、本機でももちろん十分考慮されている。本体天面(液晶パネル裏側)につけられている凹凸は、デザイン上のアクセントにもなっているが、これは自動車のボンネットからアイデアを得たもので、凹凸により極薄マグネシウム合金板の強度をアップしている。また、HDDには、松下の法人向けノートPC「PRONOTE FG」シリーズに代々採用されている衝撃吸収材カバーが取り付けられており、落下などの衝撃にも強い設計となっている。製品の無破損・無故障を保証するものではないが、松下が行ったテスト(本体未動作時試験)では高さ30cmから落下にも耐えるとのことだ。



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