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ECSからSiS745搭載“サムライの恍惚”登場!今回も低価格で販売開始

2002年02月01日 20時33分更新

文● 小板

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 すでにMSI製品の展示も始まっているSiS745チップセット搭載マザーボードだが、やっとECSから「K7S6A」が登場した。ニックネームは同社が読者投票で決定した“サムライの恍惚”。採用決定の理由は「K7S5Aの後継機種で、使用する人がさらなる高いパフォーマンスを感じることにより、うっとりすることができる製品」という期待を込めて採用したとのこと。

 SiS745チップセットは人気となったSiS735の後継で、North BridgeとSouth Bridgeの機能をワンチップで提供する製品。SiS735にPC2700(DDR333) DDR SDRAMのサポートを加え、IEEE1394コントローラを新たに内蔵したものだ。一方で内蔵するNorth BridgeとSouth Bridge間を1.2GB/秒の広帯域で結ぶ“MuTIOL”(Multi-Threaded I/O Link)で繋がれ、ネットワークコントローラやUltra ATA/100対応のIDEコントローラを内蔵するのはこれまでどおり。



開封済み

 そんなSiS745を搭載するサムライの恍惚だが、オンボードの機能はAC'97コーデックによるサウンド程度。South Bridgeを搭載しないことも手伝って、非常にすっきりとしたレイアウトになっているのが特徴だ。なお、メモリサポートには若干不明な点があり、SiSが最大3GBまでとする一方でK7S6Aのマニュアルには1.5GBと、搭載容量制限には若干の食い違いを確認できる。また、SiSの発表では3本対応するとされるPC2700 DDR SDRAMについて、K7S6Aは2本までとなっているのには注意したい(PC2100は3本)。これらの違いがどういった理由で生じているのかは不明だが、マザーボードの封が開けられ“この商品はBIOSをアップグレードしたため一度開封しています”という断り書きが日本エリートグループの名前であったのを考えると、ギリギリまでメモリサポートについて調整が行われた可能性はある。



1.5GBまで
メモリは1.5GBまでとするマニュアル
シルク印刷
倍率設定用シルク印刷

 注目は豊富なオーバークロック機能。ジャンパから倍率を設定する仕様のため、マザーボード上に最大12.5倍までのジャンパ設定がズラリと印刷されているのECSマザーボードというのはこれがはじめて。当初はFSB設定クロックは100~166MHzの範囲を1MHz刻みとのアナウンスもあったが、同社によると実際に出荷されている製品版のBIOS Ver.1.0Cにおいては100/103/107/110/112/124/133/137/143/147/150/166となっているという。

 拡張スロットはAGP×1、PCI×5。価格は1万2000円前後と、ECS製品らしく実にお買い得だ。低い投資で高いパフォーマンスにうっとりしたいなら、決して見逃せない製品と言えるだろう。


価格 ショップ
\11,800 OVERTOP
CUSTOM
コムサテライト1号店
ZOA 秋葉原本店
\11,980 コムサテライト2号店
\11,999 TSUKUMO eX.
\12,780 コムサテライト3号店
\12,800 高速電脳
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