トンデモないパッケージの玄人志向ブランド製GIGAMOドライブ「1.3GMO-EXT」が登場した。というのも、パッケージはIomega製そのもの。玄人志向製品といえばバルクでない限りお馴染みの茶箱に入っているのが常だが、今回はまるでバルク品のように、Iomega製パッケージの上から玄人志向シールが貼ってあるというダイナミックさ。おおらかというかなんというか、玄人志向にしかできないパッケージである。
パッケージ。Iomegaと玄人志向のロゴが仲良く並んでいる |
1.3GMO-EXT。本体裏の型番は“MDG3130SS”となっており、富士通製ドライブであると思われる |
製品はもちろんIomega純正の1.3GB対応外付けGIGAMOドライブ。インターフェイスはSCSI-2のシールド型高密度50ピンタイプとなっている。さすがはリテールパッケージ、ケーブルも同梱しているのはうれしいところだ。しかし、“ただしヨーロッパ仕様”という注釈がつくのもいかにも玄人志向で、AC電源ユニットがヨーロッパ仕様になってしまっているのも大きな特徴。玄人志向側の配慮で日本仕様のACアダプタも同梱しているが、本体側にある電源コネクタの位置が特殊であるため、このアダプタを利用すると本体を横置きで利用できない点には注意が必要だ。別途AC電源を日本仕様へ変換するアダプタを購入すれば横置きできるとの注意書きがパッケージに貼られているので大きな問題にはならないだろうが、気をつけておくに越したことはないだろう。
インターフェイス部。ごらんのようにSCSI-2だ | 同梱のSCSIケーブル | リテールパッケージのため、メディアも1枚付属する | ||
本体の電源コネクタとヨーロッパ仕様のACアダプタ。この仕様のため、横置き時には変換アダプタが必要となる | 縦置き用のACアダプタ。形状の問題から、横置きでは利用できない | パッケージの注意書き |
特殊な仕様であるため価格はTSUKUMO eX.で1万9799円、コムサテライト3号店で1万9800円と、外付けドライブにしては極めて安価。現在もオフィスユースでは主力のリムーバブル記憶メディアとして用いられることが多いMOドライブだけに注目を集めそうだ。
【取材協力】