このページの本文へ

“5インチベイサイズ”初のTualatin対応マザーが少量発売に

2002年01月23日 23時38分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
P6F139

 昨年11月末に“12月中旬以降登場”とお伝えしていたFreetech製の超小型マザーボード「P6F139」がとうとう発売された。P6F139は14.3×20.3cmという、横幅14.8cmの5インチベイに収まるほど小さなマザーボード。“5インチベイサイズ”のマザーボードはすでにいくつかが市場に流通しているが、Tualatinコア版のPentiumIII/Celeronに対応したのは今回がはじめてだ。チップセットはビデオ機能を内蔵し、外部AGPバスをサポートしないi815EG。



インターフェイス
工業用マザーボードの常として、当然のようにLAN接続に対応している。コントローラはICH2内蔵のものを利用

 同製品はもともと工業用のマザーボードだったため、以前お伝えしたように仕様にはかなりのクセがある。まず、唯一の拡張スロットであるPCIスロットは独自形状のピンになっているほか、オンボードで搭載するIEEE1394コントローラによって実現されるIEEE1394端子は各種インターフェイスと正反対の場所に用意されている。また、その各種インターフェイス群の脇に用意されるサウンド端子は入力にしか対応していない。サウンド出力をはじめ、CD入力、ビデオ信号のデジタル出力など複数の端子を接続できるピンはマザーボード上に複数見受けられるのだが、パッケージにはボード本体と簡易マニュアル、そしてFDD/ATAPIケーブルしか同梱していないため、利用するには仕様を解析し、自作する必要があるわけだ。



PCIピン ICH2&IEEE1394
IEEE1394端子の隣にズラりと並ぶ“PCIピン”ICH2とIEEE1394コントローラ
ポップ

 一方で電源は一般的なATX 20ピン。このため、使いようによっては既存の枠を遙かに越える超小型の高速PCを作れそう。かなりマニアックな仕様ということもあって入荷数はごく少数なので、欲しい人はお早めに。価格は高速電脳で2万8800円。



簡易マニュアル パッケージの中身
予定どおり、同梱しているのは簡易マニュアルのみパッケージの中にはボード、マニュアルと必要最低限のケーブルがあるだけだ
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ