小型、かつハイパフォーマンスのPCを作りたいという人には福音となるかもしれないマザーボードがASUSTeKから登場した。製品名は「A7V266-M」。Athlon用チップセットとして定番となっている“Apollo KT266A”を搭載する初のMicroATXフォームファクタ採用モデルだ。
拡張スロットはAGP×1、PCI×2、そしてDIMM×3(最大3GB)。先に登場しているAthlonファミリ向けのDDR SDRAM対応MicroATXマザーボードよりもDIMMスロットが1本多いのは嬉しいところだ。PCIスロットは2本とやや心許ないが、Realtek製のネットワークコントローラ、そしてAC'97サウンドコーデックをオンボードで搭載するので、MicroATXマザーボードとしては総じて悪くない拡張性と言えるだろう。
Realtek製のネットワークコントローラ |
いつもとは違うデザインのマニュアル。もともと国内市場向けではなかった? |
マニュアルによればFSBが可変(詳細は不明)で倍率設定も可能(5~14倍)と、押さえるところは押さえた手堅い作りになっているのはASUSTeKらしい。現在のところ取り扱いを確認できたのは「おそらくウチだけのはず」という高速電脳のみとなっているので、しばらくは需要に対して供給が追いつかない状況が続きそうだ。価格は1万6800円。
【取材協力】