エプソンダイレクト(株)は28日、“EDiCube”シリーズに、Mobile Athlon 4を搭載するA4オールインワンノート『EDiCube BN100』シリーズを発表した。価格は11万9800円から。B.T.O.の自由度が高い“Endeavor”シリーズに対して、EDiCubeシリーズではB.T.O.で選択可能な部分を限定し、同社が薦める仕様を組み合わせて提供する。B.T.O.でどれを選べば良いのか分からないというユーザー向けとなっている。注文は、受注センター(TEL.0120-545-101)およびインターネット販売“オンラインB.T.O”で受け付ける。
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| 『EDiCube BN100』 |
同製品は、『EDiCube NC821』シリーズの後継モデル。本体に“グレイッシュグリーン”に“メタリックグリーン”をあしらった、明るいカラーを採用したのが特徴。キートップも半透明になっている。また、従来モデルの13.1インチ液晶ディスプレーは、14.1インチに変更された。ワンタッチでアプリケーションを起動できる“インスタントキー”を備えるほか、OSを起動しなくても音楽CDの再生ができる機能を搭載した。ベースモデルは、光ディスクドライブの種類によって、“CD-ROMモデル”、“CDRWモデル”、“コンボモデル”の3つから選択できる。
SiS730Sチップセットを採用し、CPUはMobile Athlon 4-1.2GHz、またはMobile Duron-1GHzを選択できる。メモリーは128MBから最大1024MB(PC133対応 SDRAM)まで搭載でき、ビデオメモリーはメインメモリーのうち、16～64MBを利用するよう選択できる。グラフィックスコントローラーはチップセット内蔵のものを用いて、XGA(1024×768ドット、約1677万色)表示が可能。外部ディスプレー接続時には最大1600×1200ドット、6万5536色表示が可能となっている。
記憶装置には、30GB HDD(Ultra ATA/100)のほか、2モードのFDD、光ディスクドライブを備える。光ディスクドライブは、CD-ROMドライブが読み込み24倍速、CD-R/RWドライブが書き込み/書き換え8倍速、読み込み24倍速で、書き込みエラーを防止する“JustLink”に対応している。またDVD-ROM＆CD-R/RWコンボドライブは、書き込み8倍速、書き換え4倍速、CD-ROM読み込み24倍速で、DVD-ROM読み込みは8倍速となっている。
10/100BASE-TX対応のLANポートと、56kbpsのFAXモデム(V.90/K56flex対応)を搭載する。外部インターフェースは、シリアル(D-sub 9ピン、付属する変換ケーブルを本体の専用端子に接続して使用)×1、パラレル(D-sub25ピン)×1、ディスプレー(D-sub15ピン)×1、USB×2、IEEE1394×2、Sビデオ×1、PCカードスロット(Type II×2あるいはTypeIII×1)、IrDAポート、PS/2×1を備える。このほか、ライン入力、マイク入力、ヘッドフォン出力の3つのポートを備え、ステレオスピーカーとモノラルマイクを内蔵している。
キーボードはキーピッチが19mm、キーストロークが3mmで、“Eメール”キーと“インターネット”キー、“マイドキュメント”を開く“アプリケーションキー1”、“画面のプロパティ”を開く“アプリケーションキー2”という4つの“インスタントキー”を装備する。本体前面には、音楽CDを再生するための“音楽CD再生キー”を搭載する。
標準添付のアプリケーションは、ウイルス対策プログラム『McAfee Virus Scan』やDV編集ソフト『DV Symphomovie』など。また、CD-RWドライブ内蔵モデルには、(株)ビー・エイチ・エーのライティングソフト『B's Recorder GOLD』と『B's CLiP』が付属し、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ内蔵モデルには、ライティングソフトのほか、米インタービデオ社のDVDビデオ再生ソフト『WinDVD』が付属する。OSは、Windows XP Home EditionかProfessionalのどちらかを選択する。
本体サイズは幅310×奥行き262×高さ43mmで、重さは約3.2kg。バッテリーのタイプはリチウムイオンで、約3.5時間動作する。消費電力は最大150W(待機時、約1.9W)。
価格は、最小構成が11万9800円、コンボドライブモデルを選択し、CPUにMobile Athlon 4-1.2GHz、メモリーを1024MB搭載し、OSにWindows XP Professionalを採用する最大構成が19万7800円となる。
