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NEC、メトロ通信網向けのギガビット多重光伝送装置5製品の販売を開始

2002年01月10日 22時26分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は10日、メトロ(都市内)通信網向けのGigabit Ethernet多重光伝送装置“SpectralWave MGシリーズ”3製品と“SpectralWave Metroシリーズ”2製品の国内外での販売を開始したと発表した。価格は問い合わせとなる。

『MG8000』
『MG8000』

“SpectralWave MGシリーズ”は、Gigabit Ethernet/SAN(Storage Area Network)を時分割多重伝送する光伝送装置。今回販売を開始したのは『MG8100/8200/2000』の3製品。昨年6月に発表した『MetroGiga8000』も同シリーズの『MG8000』に名称変更した。『MG8000』は8チャンネルのGigabit Ethernetを10Gbpsに多重化する装置。『MG8200』は8チャンネルのGigabit Ethernetを2.4Gbps×4チャンネルに多重化する装置で、2チャンネルずつ段階的に増設できる。『MG2000』は2チャンネルのGigabit Ethernet/SANインターフェースを2.4Gbpsに多重化する装置。SANインターフェースをGigabit Ethernetに変換する機能も搭載し、MG8000/8200との組み合わせでSANへの対応が可能となる。『MG8100』は回線冗長化装置でMG8000/8200と組み合わせて使用する。10/2.4Gbps時分割多重光信号は、SONET/SDH(同期光ネットワーク)フレームをベースにしており、基幹系DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing:高密度波長分割多重)伝送装置との接続が可能。最大伝送距離は80km。装置管理システムとしてSNMPエージェントを搭載、ウェブブラウザーによるアラーム監視や設定も可能となる。

『MG2000』
『MG2000』

“SpectralWave Metroシリーズ”は、SpectralWave MGシリーズやSONET/SDH光通信システム“SpectralWave U-Nodeシリーズ”などの回線を波長分割多重伝送する光伝送装置。光ファイバーを増設しなくても通信トラフィックの大容量化が可能となる。『Metro140』は『MetroGiga-OM4』を名称変更したもので、4チャンネルの回線を多重化する。『Metro180』は、8チャンネルの回線を多重化する。波長多重化にはCWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing:低密度波長多重技術)を採用している。パッシブ素子だけで構成しており電源が不要となる。

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