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富士通、“FMV-DESKPOWER”と“FMV-BIBLO”シリーズの新製品を発表――無線LANとモバイルを強化

2002年01月17日 03時46分更新

文● 編集部 田口敏之

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富士通(株)は16日、デスクトップパソコン“FMV-DESKPOWER”シリーズの新製品3機種10モデルと、ノートパソコン“FMV-BIBLO”シリーズの新製品5機種15モデルを発表し、同日付けで販売を開始した。TVチューナーを搭載したモデルや、ワイヤレスLANモジュールを内蔵したモデルを拡充したほか、メモリースティックやSDカードなどに対応し、周辺機器との連動を強化したのが特徴。またOSは、全てのモデルにWindows XP Home Editionをプレインストールする(Professionalを選択できるモデルも用意する)。

ワイヤレスLANとTV機能を拡充したFMV-DESKPOWERシリーズ

“FMV-DESKPOWER”シリーズの新製品のラインアップは、コストパフォーマンスの高いモデル“スタイリッシュコンパクトモデル”の“CE”シリーズ5モデル、Pentium 4を搭載する“アドバンストコンパクトモデル”の“C”シリーズ3モデル、光ディスクドライブを2台搭載する“クリエイティブマイクロタワーモデル”の“M”シリーズ2モデルの、合計3機種10モデルとなっている。

各機種とも、ワイヤレスLAN機能搭載モデルを提供するほか、光デジタルインターフェース、PCカードスロット、IEEE1394インターフェースなどを標準で搭載する。また、DVカメラを利用してインターネットTV電話を行なえるソフト、松下電器産業(株)製の『Panasonic DV@Talk』が付属するほか、TV機能を備える機種には、外出先から携帯電話でTVの録画予約ができる機能などを搭載している。

スタイリッシュコンパクトモデル“FMV-DESKPOWER CE”シリーズ

『FMV-DESKPOWER CE9/120WLT』
『FMV-DESKPOWER CE9/120WLT』

『FMV-DESKPOWER CE』シリーズは、Athlon-1.2GHzとTVチューナーを搭載する『FMV-DESKPOWER CE9/120WLT』と『FMV-DESKPOWER CE9/120SLT』、『FMV-DESKPOWER CE9/1207T』の3モデル。そして、Duron-1GHzを搭載する『FMV-DESKPOWER CE9/100L』と『FMV-DESKPOWER CE9/1007』の2モデルを合わせた、合計5モデルで構成される。

モデルによって付属する外部ディスプレーが異なっており、CE9/120WLTには17インチワイド液晶ディスプレー(1280×768ドット、1619万色表示)、CE9/120SLTには16インチ液晶ディスプレー(1280×1024ドット、1619万色表示)、CE9/1207Tには17インチフラットCRTディスプレー(1280×1024ドット、1677万色表示)、CE9/100Lには15インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット、1619万色表示)、CE9/1007にはシャドウマスク管を採用した17インチフラットCRTディスプレー(1024×768ドット、1677万色表示)が付属する。CE9/120WLTとCE9/1207Tの上位2機種は、テレビやDVDビデオ、デジタル機器から取り込んだ画像を自動的に高輝度で表示できる“あざやかウィンドウ”に対応している。

チップセットはProSavage KL133で、256MB SDRAM(PC133対応)と、DVD-ROM&CD-R/RWのコンボドライブ(DVD-ROM読み込み/CD-R書き込み/CD-RW書き換え8倍速、CD-ROM読み込み32倍速)を搭載する。HDDは、CE9/100Lが60GB(Ultra DMA/66)を内蔵し、ほかの機種は80GB(Ultra DMA/66)を搭載する。通信機能は、CE9/120WLTがワイヤレスLANモジュールとLANポート、56kbpsモデム(V.90対応)を搭載し、ほかの機種はLANポートと56kbpsモデムを搭載する。なお、FDDはオプションとなる。本体サイズは幅91×奥行き340×高さ300mmで、重さは約7.0kg。なおCE9/100Lのみ、OSにWindows XP Professionalを選択できる。

アドバンストコンパクトモデル『FMV-DESKPOWER C』シリーズ

『FMV-DESKPOWER C9/200WLTL』
『FMV-DESKPOWER C9/200WLT』

『FMV-DESKPOWER C』シリーズは、Pentium 4-2AGHzを搭載する『FMV-DESKPOWER C9/200WLT』と、Pentium 4-1.6GHzを搭載する『FMV-DESKPOWER C9/160WLT』、『FMV-DESKPOWER C9/160L』の3モデルで構成される。

上位モデルのC9/200WLTとC9/160WLTは、17インチワイド液晶ディスプレーに、メール着信やニュースなどの情報を表示できる“i-Panel”を備える。またTVチューナー、ワイヤレスキーボード/マウスが付属し、“あざやかウィンドウ”に対応する。ディスプレーは最大1280×768ドットで、1619万色表示が可能。C9/160Lには15インチ液晶ディスプレーが付属し、最大1024×768ドット、1677万色表示が可能。なおC9/160Lは、OSにWindows XP Professionalを選択できる。

チップセットはIntel 845チップセットで、256MBのDDR SDRAM(PC2100対応)と、80GBのHDD(Ultra DMA/100対応)、CD-R/RW&DVD-ROMのコンボドライブ(DVD-ROM読み込み8倍速、CD-ROM読み込み32倍速、CD-R書き込み12倍速、CD-RW書き換え8倍速)を搭載する。通信機能は、C9/200WLTがワイヤレスLANモジュールおよびLANポート、56kbpsモデム(V.90対応)の3つを搭載し、C9/160WLTとC9/160LはLANポートと56kbpsモデムを搭載する。なお、FDDはオプションとなる。本体サイズは幅97×奥行き391×高さ355mmで、重さは約8.7kg。

クリエイティブマイクロタワーモデル『FMV-DESKPOWER M』シリーズ

『FMV-DESKPOWER M9/1909T』
『FMV-DESKPOWER M9/1909T』

『FMV-DESKPOWER M』シリーズは、Athlon XP1900+-1.6GHzを搭載する『FMV-DESKPOWER M9/1909T』と、Athlon XP1600+-1.4GHzを搭載する『FMV-DESKPOWER M9/1609T』の2モデルで構成する。両モデルともTVチューナーを搭載し、“あざやかウィンドウ”機能にも対応している。

2台の光ディスクドライブを備えており、DVD-RAM/R(DVD-RAM読み込み/書き込み2倍速、DVD-R書き込み1倍速、DVD-R読み込み/CD-RW読み込み6倍速、CD-ROM読み込み24倍速)と、CD-R/RWドライブ(CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き換え10倍速、CD-ROM読み込み40倍速)を搭載している。

チップセットにはSiS735を採用し、メモリーは256MBのDDR SDRAM(PC2100対応)を装備する。HDDは、Ultra DMA/100対応で、M9/1909Tが80GB+80GBの合計160GBを、M9/1609Tが80GBのHDDを搭載する。19インチフルフラットCRTディスプレーが付属し、最大1600×1200ドットで1677万色表示が可能。通信機能は、M9/1909TがワイヤレスLANモジュールとLANポート、56kbpsモデム(V.90対応)を搭載し、M9/1609TがLANポートと56kbpsモデムを搭載する。本体サイズは幅198×奥行き365×高さ360mmで、重さはM9/1909Tが12.5kg、M9/1609Tが約12kgとなっている。

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