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【特別企画 Vol.2】2001年は相変わらず好調だったアキバ名物「おでん缶」

2002年01月01日 01時43分更新

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チチブデンンキ
ラオックス前のチチブデンキ

「お土産で1箱下さい」「いつ自宅に配送されますか」。目の前で数人が注文していく。パーツ以外のアキバの顔「おでん缶」。自販機ほか店内でも販売するチチブデンキは大忙しだ。コラム『矢部直治のアキバB級グルメ探検隊』で、この名物を取材したのは一昨年の11月と12月。あれからおでん缶人気はどう変わり、チチブデンキはアキバの変化をどう見ているか再取材してみた。

――昨年の「おでん缶」の売上げはどうでしたか?



おでん缶自販機
チチブデンキ代表取締役の小菅さん

やっぱり2月と3月が売れたね。一昨年と比べても、売上げが極端に伸びたとかってことはないけど、3月は自動販売機だけで200万円くらい売ったかな。でも、今までと違った点をあえて挙げれば、夏でも売れるようになったことかな。

――「つみれ」と「牛すじ」どちらが出てますか?

両方コンスタントに売れてるよ。

――個人的にはどちらが好きですか?

わたしらは関東風で「つみれ」好きだからね。魚で育った世代だからさ。

――世の中不景気ですが…。



おでん缶自販機
外にある自動販売機

食べ物はねえ、そんなに影響ないんじゃない? 人間、食べないわけにゃいかないからね。それに、おでんは単価が安いし手軽だしね。皆さん、アキバに買い物に来てあちこち巡回し終わって、ポケットの中をジャラジャラすると小銭がいくつか残ってるでしょ。それで腹ごしらえというパターンが多いんじゃないかなあ。

――歩きながら食べてる人も見かけますね。

今の人は食べ方が上手だよ。我々の時代は、外で食べること自体に抵抗があったからね。まして食べながら歩くなんてこたぁ、もっての他でね。今時の人たちはファッションになっている、という大げさだけど(笑)、食べ方上手だよね。サマになってるよ、うん…。

――いつから注目されはじめたんですか?

5年前くらいにトゥナイトに取り上げられて、それがきっかけかな。

――売っているのはここだけじゃないですよね。

真似しちゃあちこちで置いてるところがあるけど、売れないところは回転が悪い。おでんも温めすぎちゃうと美味しくないからね。



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