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アキバ過去最大規模の美少女ゲームイベント「ちよれん祭り」に自腹潜入散財レポ!

2002年01月09日 00時00分更新

文● 隊長

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年末のアキバにできた行列のワケは?

会場

 昨年末ギリギリの12月28日に秋葉原を歩いた人の中には中央通りに長蛇の列ができていたのに気づいた方もいるのでは。この、Windows XPカウントダウンの数倍以上(あくまで私の主観だが)を集客したイベントが「ちよれん祭り」なる美少女ゲーム系イベントだった。これは千代田区にある美少女ゲームメーカーのアージュ、オーバーフロー、ニトロプラスの3社が合同して主催したイベント。これまでも、この手のイベントはラジオ会館8Fで、こじんまりと開催されていたのだが、そのいずれもが商品の販売よりは体験版の配布などプロモーションがメインで、基本的には入場無料だ。

 ところが、ちよれん祭りは昼12時から夕方6時までの1時間刻みで、500円と安価ながらチケット制での入場。なんでチケット制かというと、何らかの方法で入場制限をかけなければ人が集まりすぎて大混乱になるおそれがあったから。大混乱になったのは今年夏の「コミケット60」で実証済み。3社の合同出展ブースには主催者の予想を上回る参加者が集まり、アッという間にグッズが売り切れるわ、長蛇の列ができるわ、グッズを買えなかった参加者が主催者に難癖つけるなどなど混乱の極みとなったのは記憶に新しいところだ(私もグッズが買えずに涙を飲んだクチ)。



自前で買ったチケット

 それを避けるために主催者が敢えて選択したのがチケット制である。コミケの経験から、このイベントチケットの入手も極めて難しいものになるだろうと予想した私はチケットぴあのカウンターに発売日9時前から並んだ甲斐あり、無事にチケットをゲット。え? なんでプレスで行かなかったのかって? そりゃアナタ、プレスじゃグッズ買えないでしょう。それにイベントはちゃんとチケット買って行くのがスジってもんですよ旦那。ズルしちゃいけません。

 案の定、イベント当日は長蛇の列で、チケット制でホント正解だった。参加者を整理するスタッフに皆さんと同じく、われわれ参加者もチケット制のおかげで落ち着いてグッズ類が購入できて万々歳といえよう。



「ちよれん」って、あにさ?

 さて「ちよれん」だが、万が一、いや億が一知らない人がいるかもしれないので念のため説明しておこう。このイベントの主催者であるアージュ、オーバーフロー、ニトロプラスは千代田区にその本拠を構えている。もともとこの3社は会社ぐるみの交流があり、それが高じて2001年の秋、わざわざ同じビルに入居してしまったほど。そんな3社が名乗る「千代田区連合」が「ちよれん」の語源となっている。

 さて、ちよれんは分かったけど、なんで秋葉原でイベントかというと、早い話、コミケの抽選にハズれてしまったためなんですな。ちょうど今日、29日から開催のコミックマーケット61に出展を予定していたそうだが、抽選にハズれちゃったらどうしようもない。けど、われわれファンとしては何かやってほしかったし、ちよれんの3社としても同じ気持ちだったのだろう。そこで3社の地元、秋葉原でイベントを開いちゃいましょうとなったわけ。もちろんアキバにそんな広大なイベントスペースはない。ならばと廣瀬無線の本社ビル1F&BFをメインに、ヤマギワソフト8Fをライブ会場に、メッセサンオーV号店別館をトークショウ&サイン会会場に、ソフマップ本店10Fを展示会場(など)に…と、アキバ中を使ってしまったのだから恐れ入谷の鬼子母神。

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