先に展示開始や搭載ベアボーンキットのデビューをお伝えしていた、Apollo P4X266チップセット搭載のRIOWORKS製マザーボード「NUVIA」の単品販売がアキバで始まっている。ただし、展示品と同じくUltra ATA/100対応で3Com製ネットワークコントローラ内蔵のSouth Bridge“VT8233C”を搭載しながら製品名は「NUVIA-L」。フェイス新本店が2万5800円で販売中だ。
「先週土曜日の夜にリオワークスが手持ちで運んできた」(フェイス)とのこと |
North Bridge“VT8753A” |
Apollo P4X266Aは、Apollo P4X266のメモリ周りを改善したチップセット。VIAはApollo KT266AやApollo Pro133Aなど“A”型番のチップセットで従来製品の問題点を修正してくることが多いが、今回もそうだというわけだ。Apollo KT266Aで採用されて高い評価を得た“Performance Driven Design”技術を今回もメモリコントローラに採用。VIAでは、これによってApollo P4X266に比べてメモリ周りの性能が15~20%程度向上したとしている。また、メモリサポートの容量もApollo P4X266から増えており、ホワイトペーパーには「4GB」の文字が見える。Apollo P4X266では“レジスタードDDR SDRAM使用時に3GB、アンバッファードタイプ使用時に1.5GB”のサポートだったため、この4GBがどういう意味なのかはっきりとは分からず、今回の“4GB”も一般的なアンバッファードタイプでは2GBに制限される可能性もあるが、いずれにせよ拡張されているのは間違いない。
4本のDDR SDRAM専用DIMMスロット |
CPUまわりを見てみると、Northwoodコア版Pentium 4への対応は当然として、FSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4へも対応しているようだ。もちろん、現段階でFSB 133MHz版のPentium 4は登場しておらず、コアの詳細についても不明だが、VIAのホワイトペーパーでは将来的なCPUアップグレードもサポートするとしており、これを読む限りではFSB 133MHzにも対応できるようだ。
そんなApollo P4X266Aを搭載するNUVIAだが、現段階ではマニュアルが同梱されていない。このため詳細は不明だが、USB2.0コントローラを搭載し、64bit PCIスロットとコントローラ用の空きパターンがある点などは展示品そっくり。基本的な仕様は展示品と変わっていないと判断していいだろう。拡張スロットはAGP Pro×1、32bit PCI×5。
64bit PCIスロットの空きパターン。今後のバリエーションモデルでサポートされるもよう |