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衝撃の安さ! GeForce2 MX相当のビデオコア内蔵Pentium 4マザーボードが1万3480円で販売スタート!!

2001年12月21日 00時00分更新

文● Jo_kubota

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\13,480

 1万3480円で、Socket478版Pentium 4に対応しネットワーク接続も標準で可能、しかもGeForce2 MX程度のビデオ機能を内蔵するという、想像を絶する安さのマザーボードが登場した。Jetway製のMicroATXマザーボード「S450L」がそれで、コムサテライト3号店が販売を開始している。



S450L
「S450L」

 S450Lが搭載するチップセットはSiS(Silicon Integrated Systems)製“SiS650”。Pentium 4用初のビデオ統合チップセットで、S450Lがアキバ初登場。SiS650はすでに搭載製品が流通している、PC2700 DDR SDRAM対応のPentium 4用チップセット“SiS645”に、SiS製ビデオチップ“SiS315”を内蔵したもの。このビデオチップが「GeForce2 MX相当」と言われるパフォーマンスを持つのは皆さんもご存知だろう。メインメモリとVRAMがシェアされるため、単体のビデオカード版SiS315に比べるとパフォーマンスが落ちると思われるが、最新の3Dゲームを積極的にプレイしたりしない限りは必要にして十分なパワーを持つと思われる。ただし、基本的にはSiS645と同じアーキテクチャであるため、“MuTIOL”と呼ばれる、533MB/秒の帯域を持つ独自の高速バスはこれまでどおりである一方、メモリサポートはPC2100 DDR SDRAMまでに制限されている点には注意したい。また、SiS650の内蔵ビデオ機能はSiS315からハードウェアT&Lを省いたものであるとの情報もあり、その場合パフォーマンスは落ちることになる。

ボード全景
North Bridge“SiS650”は、SiS315を内蔵しているのにも関わらず小型ヒートシンクしか搭載していない。ちょっと心配ではある
シルク印刷

 メモリクロックはBIOSまたはディップスイッチで100/133/166MHzを設定可能になっているようなシルク印刷を確認できるが、保証外となるのでこちらも要注意。なお、DIMMスロットは2本で、最大メモリ容量は2GBとなっている。


注意が必要なのは、写真左のようなPC2700対応の表記に混じって、一部にPC2100までの対応とも取れる表現も確認できる点。おそらく表記ミスだとは思うが
設定項目PC2100まで?!

 拡張スロットはAGP×1、PCI×3、AMR×1。ビデオ出力は、マザーボード上の出力コネクタからハーネスでAGPスロット部へ引き出す仕様となっている。惜しいのはビデオ出力ブラケットがLow Profileに対応していない点。Low Profile対応であれば、MicroATXフォームファクタ採用の小型PCケースで……と自作魂に火がつくところだが……。

インターフェイス

 このほかFSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能、しかもAC'97サウンドコーデックを搭載と、見事に必要十分な機能を搭載。直接のライバルは、GeForce2 MX相当のビデオコアを内蔵している点でも、つい先日登場したNvidiaのAthlonプラットフォーム向けチップセット“nForce”になるだろうが、価格では圧倒的にこちらの方が安い。Athlonに比べて高価なPentium 4の価格を十分に吸収できる同製品の価格設定は、Pentium 4人気をさらに加速させるかもしれない。



【取材協力】

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