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『HDE Center』がIBMのメインフレームに対応

2001年12月19日 15時14分更新

文● 編集部

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(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズは、サーバ集中管理ソフトウェア『HDE Center』をIBM eserverシリーズ全ラインナップに対応させ、2002年2月末に発売すると発表した。

『HDE Center』は、Web、Mail、DNSなど複数のサーバに対して、設定、運用、管理を集中的に行なうソフトウェア。10月末にLinux版とSoralis版が発売されており、両OSが混在した環境でも利用することができる。

同製品はこれまで、IBM eserverシリーズのうち、IAベースのxSeriesのみをサポートしていたが、pSeries、iSeries、zSeriesについてもサポートする。IBMのpSeries、iSeries、zSeriesの3シリーズは、pSeriesの一部を除いて、ハードウェアリソースの論理分割機能であるLPARに対応している。複数のLinuxシステムを同時に利用することができ、各種サーバを1台のマシン上で運用することが可能。

(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズによれば、これまでIBM eserverシリーズに対応したLinux管理ツールはなかったが、『HDE Center』を用いることで、LPARによって複数動作しているLinuxシステムのソフトウェア状況をモニタリングできるようになるといい、これによりシステム管理コストを削減することができるという。

製品の機能は、既存の『HDE Center』と同等のものになる予定で、既存の管理サーバからモニタリングすることも可能。対応しているディストリビューションは以下のとおり。

  • Turbolinux 6 for zSeries
  • Turbolinux 6.5 for iSeries
  • Turbolinux 6.5 for pSeries

価格はオープンプライス。また、同社は今後、『HDE Linux Controller』や『HDE Customers Care』などの製品についてもIBM eserverシリーズへの対応を進めるとしている。

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