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ASUSTeK新製品ラッシュスタート!まずはnForce、i845D、SiS645マザーが店頭に

2001年12月12日 21時17分更新

文● 小磯

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 11日の記事で一部をお伝えしていたASUSTeK製品の登場ラッシュがスタートした。まず店頭に並んだのはnForce 420、i845D、SiS645の各チップセットを搭載するマザーボード3製品だ。

イレギュラーな「A7N266」のサンプル品が流通
「製品版とまったく同じハズ」も仕様には若干のナゾが

パッケージ

 “クリスマスキャンペーン”モデルとして週末に登場とお伝えしたnForce 420搭載マザーボード「A7N266/SE」。この発売よりも先に、来週登場予定となっている「A7N266」の先行サンプル品が一部ショップで流通している。アキバではそれほど珍しくないが、これは大量出荷前にごく少量先行出荷されたもの。基本的には製品版とまったく同じものなのだが、仕様には若干のナゾが残っている。



A7N266サンプル品
「A7N266」サンプル品
CPUソケット

 A7N266/SEとA7N266の違いは“COP”(CPU OverHeat Protection)と呼ばれる、CPUの温度が95度を越えると自動的に電源切断し、CPU焼き付きを防止する機能の有無…なのだが、今回店頭に並んでいるA7N266がこのCOPを搭載しているのかは現段階では不明であり、「来週登場予定のA7N266」なのか「クリスマスバージョンの装飾がなされていないA7N266/SE」なのか判断がつかない。この点には注意しておいたほうがいいだろう。



AGP Proスロット

 拡張スロットはAGP Pro×1、PCI×5、ACR×1。GeForce2 MX相当のビデオ機能をNorth Bridgeにあたる“IGP128”に内蔵しながらAGP Proスロットを搭載しているあたりからは、ASUSTeKがこのボードを“いわゆるビデオ統合マザーボード”以上の存在と捉えているのが伺える。DDR SDRAM専用のDIMMスロットは3本(最大1.5GB)で、MSI製マザーボードと同じく“TwinBankアーキテクチャ”を採用している。



同軸端子ブラケット
South Bridgeにあたる“MCP”はドルビーデジタル信号のデコード不可だが、同軸端子のブラケットは同梱している

 FSBは100MHz~158MHzの範囲を、101/102MHzを除いて設定可能であるもよう。BIOSから倍率は5~12.5倍の範囲を0.5倍刻みで、またボード上から、VCoreは1.675V~1.85Vの範囲を0.025V刻み、DIMMスロット供給電圧は2.5V/2.6V/2.7Vの範囲から選択可能だ。価格はコムサテライト3号店で2万4200円、高速電脳で2万4800円。



初のi845D搭載MicroATXマザーボード「P4B266-M」
USB2.0コントローラオンボードのATX版も週末登場予定

P4B266-M

 MSI製「845 Ultra」に続くASUSTeK初のi845Dマザーボード「P4B266-M」は、アキバ初のi845D/MicroATXマザーボードだ。拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1で、DDR SDRAM専用のDIMMスロットは2本(最大2GB)。Realtek製のコントローラによりネットワーク機能にも対応するという、クセのない製品に仕上がっている。オーバークロックに関する設定はほとんどなく、FSBをボード上のディップスイッチから、100/105/109MHzの3段階で設定できる程度。価格は若松通商エルプラザで2万480円、コムサテライト3号店で2万900円、高速電脳で2万1800円。


マニュアルではMSI製「845 Ultra」同様“Intel 845D chipset”として紹介されている。ボードのリビジョンは1.04
i845DRev.1.04
販売中

 なお、代理店のユーエーシーによると、USB2.0コントローラをオンボードで装備するATXフォームファクタのi845Dマザーボード「P4B266/USB2.0」も今週末にはデビューする予定だという。店頭予想価格は2万4800円程度になるようだ。



SiS645マザー「P4S333-FX」はFlexATXフォームファクタ採用

P4S333-FX

 SiS645(SiS645+SiS961)チップセットを搭載する「P4S333-FX」は、“FX”の名のとおりFlexATXフォームファクタ採用のマザーボード。SiS645マザーボードとしてFlexATXを採用したマザーボードとして初の製品だが、DDR SDRAMに対応したFlexATXマザーボードとしてもはじめての製品ということになる。



FlexATX
機能がギュッと詰め込まれたマザーボードだ。ただしビデオ機能を内蔵していないため、ビデオカードが必須。拡張スロットはAGP×1、PCI×2
販売中

 同製品はP4B266-Mと違いFSBを細かく設定できるのが特徴で、100~166MHzの範囲を1MHz刻みで変更可能。SiS645チップセット最大の特徴であるPC2700 DDR SDRAMに対応し、SiS961内蔵コントローラによりネットワーク機能も搭載しながら価格は若松通商エルプラザで1万4780円、高速電脳で1万5800円と安価なため、高性能な小型PCを組みたい人の人気を集めそうだ。



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