MSI製「845 Ultra-AR」のフライング販売開始とともに始まるであろう、DDR SDRAMサポートの新型i845チップセット搭載マザーボード登場ラッシュ。来週にはASUSTeK、Gigabyte、Intelなどからも合計7製品以上が登場予定となっており、“PC2100 DDR SDRAM対応のPentium 4用チップセット”としてのApollo P4X266には、もはや価格面しかアドバンテージがないのが現状となっている。
そんな状況を打破するかもしれないVIAの新型Pentium 4用チップセット“Apollo P4X266A”を搭載するRIOWORKS製マザーボード「NUVIA」の展示がUSER'S SIDE本店で始まった。P4X266Aは、Apollo KT266に対するApollo KT266Aと同じ位置づけのチップセットで、主にメモリ周りのパフォーマンスが大幅に改善されたとされるもの。新型i845チップセットとのスピード対決が注目させる製品だ。
チップセットうんぬんを別にしても、NUVIAは注目すべき製品と言える。ボード上には64bit PCIバスとそのブリッジチップ用、SCSIコントローラ用、そしてギガビットネットワークコントローラ用の空きパターンを確認できるが、ギガビットイーサネットのコントローラを搭載する可能性のあるコンシューマ向けのマザーボードが姿を見せたのは今回がはじめて。
NEC製のUSB2.0コントローラも搭載している |
登場は「早ければ来週中。遅くとも再来週中には…」(USER'S SIDE本店)とのことで、12月中にはP4X266Aマザーボードがアキバにデビューしそう。ただし登場するのは搭載ベアボーンキットで、予価は3万9800円。ボード単品の発売までにはもう少し時間がかかりそうだ。また、数々の空きパターンが埋まった“フルバージョン”の登場も来年になるとのこと。
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