ソネット・エムスリー(株)は5日、インターネットで医療情報サービスを提供しているウェブエムディ(株)の事業を1日付けて統合したと発表した。これはメディカルインターネット分野での事業基盤を確立しているソネット・エムスリーがサービスを拡充するために行なったもので、ウェブエムディが運営するポータルサイト“WebMD Japan”の事業を継承する。
ウェブエムディは、2000年7月にソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング(株)と米ウェブエムディ(WebMD)社の共同出資で設立され、2001年4月に本格的なサービスを開始している。事業の選択と集中を進めたいソフトバンク・メディア・アンド・マーケティングの意向と、ソネット・エムスリーの戦略が合致したことで今回の事業統合となったもの。
今後同社は、医師・医療従事者向けサービスを拡充するほか、コミュニケーションプラットフォーム“MR君”をWebMD Japans上でも展開する。また、製薬・医療機器メーカーのeマーケティングのサポートも行なう。併せて、2003年3月に予定していたWebMDのサービスの有料化も見直するとしている。