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もはや1プラッタ40GBは当たり前?! Ultra ATA/133対応の流体軸受けモデルなど3製品がデビュー

2001年11月30日 20時33分更新

文● 小磯

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 6月にSeagate製品が先鞭を付けた1プラッタ40GBのHDDは、半年の時を経て当たり前のものになってきたようだ。年末商戦に向けて今週も3つの40GBプラッタ搭載HDDが登場してきた。

初の“Ultra ATA/133対応で流体軸受け採用”製品がMaxtorから

6L020L1

 Maxtor製Ultra ATA/133対応HDDシリーズ「DiamondMax Plus D740X」の新型「6L020L1」は、Ultra ATA/133対応製品ではじめて流体軸受けモータ(※1)を採用したのが大きな特徴だ。回転数7200rpmのパフォーマンスモデルだけに動作時の騒音レベルが気になるという人は、より静粛性が高いと言われる流体軸受けモデルの同製品を選択してみるといいだろう。今回アキバに登場したのは20GBモデルのみで、価格はコムサテライト2号店で1万470円、BLESS 秋葉原本店で1万900円、若松通商PS/PLAZAで1万980円。若松通商PS/PLAZAによると、来週にも80GBモデルが入荷する予定となっているが、40/60GBモデルの登場にはもう少し時間がかかりそうだ。

※1 流体軸受けモータ シャフトとスリーブ間にオイルなど流体を入れ、シャフトの回転で発生する圧力を利用して軸を持ち上げる軸受け(=ベアリング)を搭載するモータ。ボールベアリングを採用するモータに比べて低騒音、かつ長寿命になると言われている。


HDD表面に貼られた型番表記
型番表記型番表記

 基本的な仕様はすでに流通している「6LxxxJx」シリーズと同じ。Maxtorが買収した旧Quantum製品そっくりな外観をしており、2MBのキャッシュ容量や8.5msという優秀なシークタイムに変化はない。

Western Digitalからは廉価シリーズ
格安のSamsung製HDDに60GBが追加

WD400EB

 Western Digitalからは回転数5400rpmの廉価版モデルにあたる“EB”シリーズから40GBの「WD400EB」がデビュー。最大データ転送速度は40MB/秒と決して高速ではないが、単純に中規模のストレージが欲しい人なら選択肢になるだろう。Ultra ATA/100対応でキャッシュ容量は2MB、平均シークタイム12.1msとなっており、価格はOVERTOPで1万1500円。また、若松通商PS/PLAZAは12月1日から1万980円で販売を開始する予定だ。



型番表記
WD400EB。廉価版モデル「Protege」(正確にはふたつの“e”の上に“’”が付く)となっている

 またSamsung製の5400rpm HDD「SpinPoint V40」シリーズに60GBモデル「SV6003H」も追加された。Ultra ATA/100に対応しキャッシュ容量は2MB、平均シークタイムは8.9msと基本的な仕様は変わらず、価格は若松通商PS/PLAZAで1万2800円と、今回も安価。



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