このページの本文へ

巨大なエアダクトもついて新発売!FREEWAY DESIGN製アルミケース

2001年11月29日 23時05分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
FWD-2000VWW35A

 そのゴツさが注目を集めるFREEWAY DESIGN製のケース。現在のところアルミ製の「FWD-1000」シリーズとスチール製の「FWD-500VWW35」が市場には流通しているが、その両者を融合させたフラグシップモデルのPCケース「FWD-2000VWW35A」がアキバにその巨大な姿を現した。FWD-1000シリーズとFWD-500VWW35のいいとこ取りという位置づけの製品だ。



内装
FWD-2000VWW35Aの内装。基本的にはFWD-1000シリーズから変わっていない

 ここでFWD-1000シリーズを振り返ってみると、240(W)×560(D)×460(H)mmという本体サイズは、ミドルタワーのATXケースとしてはかなり巨大。その大きなケースを支えるため、平均1.5mmという厚さのアルミが用いられており、全体として極めて重厚な印象になっている。また、この巨大さのおかげもあってミドルタワーながらドライブベイを合計13個(3.5インチ×2、5インチ×4、シャドウ×7)も用意しており、拡張性は十分。あわせて、前面と背面に12cm角、回転数2000rpmの吸排気ファンを搭載しているのも見逃せないところだ。ケース前面にはUSBコネクタ×2のほか、拡張ブラケットをそのままのかたちで取り付けられるスペースまで確保されており、ハーネスで引き出すことさえできれば(=長いハーネスを自作すれば)、IEEE1394でもサウンド出力でも自由にフロントアクセスができるようになっているのも大きな特徴。電源はPentium 4対応の350Wとなっている。



フロントアクセス可能
フロントアクセス可能なUSBコネクタとブラケット装着用スペース
側面の通気孔

 そんなFWD-1000シリーズの後継にあたるFWD-2000VWW35Aは空冷性能が高められたのが特徴で、まず気づくのはケース側面に装備する蜂の巣のような通気孔システム。ここへ新たに搭載された12cm角の2000rpm吸気ファンがAGP/PCIカードを冷却する仕組みになっている。また、これまでケース内部全体の熱気を排気する仕様となっていた背面ファンには巨大なエアダクトが装備され、Pentium 4や高クロックのAthlonシリーズといった、高発熱CPUの熱をピンポイントでケース外へ排出する方式に変更されているのも目を引くところだ。フリーウェイでは、3つの12cm角ファンを効果的に配することによってより安定したシステム運用が可能になるとしている。


ケース側面と、吸気口の裏側(ケース内部側)にある吸気ファン。フィルタはついていないため、ユーザーが独自に防じん対策を施す必要がある
ケース側面12cm角ファン
エアダクト
背面12cm角排気ファンに装備された巨大なエアダクト

 FWD-500VWW35からは「好評の」(同社)フェイスが採用され、“FWD-1000シリーズ+FWD-500VWW35”となったFWD-2000VWW35Aの価格は3万9800円(USER'S SIDE本店)。FWD-1000シリーズより数1000円程度高価ではあるが、拡張性やメンテナンス性、そして冷却性能へ同時にこだわりたいというワガママな人なら十分“元が取れる”ケースと言えるだろう。

【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ