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DESKPOWER C8/150WLT

DESKPOWER C8/150WLT

2001年11月30日 18時49分更新

文● アスキーPC Explorer編集部・松本 俊哉

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DESKPOWER C8/150WLT

富士通

オープンプライス

富士通「DESKPOWER」の冬モデルは、夏モデルでラインナップされていたCRT一体型「AV」シリーズが整理され、計4シリーズへとモデル構成が変わっている。ここでは、Cシリーズの中から17インチワイド液晶が付属する「C8/150WLT」を紹介しよう。

静粛性の高い新筐体を採用

本体は縦置き専用で、横置きはできない。フロントにはPCカードスロット、IEEE1394ポート×2、マイク入力端子、ヘッドホン/光デジタル出力兼用端子、USBポートが用意される。

 冬モデルの内訳は、

  • 薄型コンパクトな新ケースにPentium 4を採用した「C」シリーズ
  • 同じくコンパクトサイズでAthlon/Duronを搭載して価格を抑えた「CE」シリーズ
  • CD-RWとDVD-RAM/Rの2ドライブを搭載したミニタワーに19インチCRTを組み合わせた「M」シリーズ
  • 17インチワイド液晶一体型の「K」シリーズ

となっている。冬モデルの特色は、廉価機を除いたほぼすべてのモデルにTVチューナが内蔵されたことで、付属のリモコンを使って録画やチャンネル切り替えを手軽に行えるようになっている。

本体背面から見るとエアダクトの存在がよくわかる。もちろん電源にもファンが装着されているが、風切り音は少ない。
 CPUにPentium 4-1.5GHzを搭載したCシリーズは、薄型コンパクトなボディシェイプを追究すると同時に、大型のファンを必要とするPentium 4の冷却効率とマシン本体の静粛性を両立させるため、画期的な給排気構造を持つケースを採用している。

 通常Pentium 4マシンは、マザーボード上のI/Oコネクタ付近にCPUソケットがあり、電源ファンやケースファンを使って大量の熱を本体後方に排気している。しかし、Cシリーズはケースの小型化を実現するため、CPUソケットの位置に制約がある。加えて、電源やドライブ、PCIカードなどの各パーツが狭いケース内に密集しているため、そのままでは排気効率も悪い。
 そこで、この新ケースは側面に排気用のエアダクトを設けるというアイデアを採用した。斜めにカットされたヒートシンクに、ケース正面を向くようにCPUファンを取り付け、前面から吸気を行い、左側面から熱を逃がすというユニークな構造になっている。

 この機構に加えて、HDDに流体軸受けでこそないものの回転数を抑えたSeagateのUシリーズ「ST380020A」(80GB/5400rpm/ATA/100)を搭載していることもあって、従来のPCに比べて非常に高い静粛性を実現している。内蔵チューナでTVを鑑賞しているときでも、マシンノイズはほとんど気にならないほどだ。



内部はパーツが密集しているため、ドライブ類の換装は手間がかかる。なお、PCIスロットは1基の空きがある。
 また、ケースは手回し可能なスクリューねじ1本を外すだけで、簡単に開くことができる。パーツが密集しているためメンテナンス性が高いわけではないが、DIMMスロットは手前にあるので、メモリの増設は楽に行える(空きスロットは1基)。



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