社会人の多くにとって今週末は、給料日直後の3連休。さあて、お目当ての製品でも買いにアキバへ行こうか…となるところだ。だが、21日に登場した国内流通版のMSI製nForceマザーボードに、先週突然値上がりへ転じたメモリ、そして10月上旬から慢性的な品不足状態が続いていたPentium 4と人気の3品目が相次いで深刻な品不足になっているのは、出かける前に知っておいた方がいいだろう。
初回ロットの少ない「K7N420 Pro」、今週中の入手はもはや絶望的？
来週中にも再入荷の予定
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まずMSI製のnForceマザーボード「K7N420 Pro」だが、販売開始を紹介した21日の記事中でも触れているように、初回入荷分はごくわずか。このため、入荷数2本、あるいは3本というショップが圧倒的に多く、今から探しても入手するのは極めて困難だろう。バルク版にはまだ若干の余裕があるようだが…。
もっとも、来週にも再入荷の予定があると複数ショップが口を揃えているだけに、それほど心配する必要はなさそう。あわせてASUSTeK製「A7N266」も早ければ来週中にも登場する見込みとなっているので、nForceマザーボードが欲しい人は、3連休は見ごろになっている紅葉を楽しみつつ、のんびりと来週を待つのが正解かもしれない。
DDR SDRAMは全体的な品不足に
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| 凄惨な価格表。ちなみにレジスタードDDR SDRAM 512MBは「仕入れ値で2万円を超えている」(複数ショップ) |
先週、記録的な暴騰をお知らせしたメモリ価格。SDRAMの値上がりは一段落し、一部では反発も見られるが、DDR SDRAMは今週も若干ながら値を上げてきている。同時に、先週の段階では256Mbitチップを用いた512MBのレジスタードDDR SDRAMでしか見られなかった品不足が今週になってDDR SDRAM全体に飛び火。これは、先週の値上がりで売れ行きが鈍化すると判断、入荷を抑えた代理店やショップの予想に反し、今後もDDR SDRAMは値上がると判断したユーザーが購入を急いだのが今週の段階では主な要因のようだが、あるメモリの販売代理店によると「モノがないわけではないのだが、とにかく少ない。原因は正直なところはっきりしないが…」とのことで、“干上がる”危険こそ低いものの、年末に向けて状況が改善される見通しは今のところ立っていないようだ。「現在の在庫量では、どう考えても3連休を乗り切れない」と頭を抱えるショップも少なくなく、しばらくは週末ごとに品薄になる見込み。
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| DRAMの高騰は一般的にもかなりのニュース。某テレビ局も取材に来ていた。この時撮影していた価格表は、現代をクローズアップする番組あたりで使われるのだろうか |
