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ローランドD.G.、切り文字ステッカーを簡単に製作できるカッティングマシン“STIKA”シリーズを発表

2001年11月02日 01時50分更新

文● 編集部

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ローランド ディー.ジー.(株)は1日、カッティング用シートを切り抜いて、切り文字ステッカーを製作できるカッティングマシン“STIKA(ステカ)”の新ラインアップを発表した。11月7日に発売する。

“STIKA”シリーズ
“STIKA”シリーズ。左から『SX-8』、『SX-12』、『SX-15』

STIKAは、カッティング用シートを文字の輪郭に沿ってカッターでカットするマシン。不要な部分を手ではがすと、ステッカーが完成する。完成したステッカーは、“アプリケーションシート”という透明なシートを上から貼り付けて、そのシートに1度転写する。対象物にアプリケーションシートごと貼り付け、そのシートをはがすと、対象物にステッカーが転写される。

同社では、車のボディーステッカーや案内看板、オフィスや工場などの表示物作りなどで使用されることを想定している。実際、従来機種の使用例も、これらの分野となっている。

今回発表したのは、381mmの幅のカッティングシートに対応する『SX-15』、幅305mmに対応する『SX-12』および幅215mm対応の『SX-8』の3機種。基本的には、同社のカッティングマシンの入門機という位置付けになる。Windows対応の付属ソフトのほか、Mac OSにも対応する、Adobe Illustratorから直接出力できるプラグインも提供する。また、SX-15は従来機種の2倍の速度(1秒間に最大で100mm)でのカッティングが可能。他の2機種は1秒間に最大40mm。

付属するソフト『Dr. STIKA PLUS』は、TrueTypeフォントを基にしてカッティングするソフト。スキャナからの入力にも対応している。また、大きなフォントを2分割して出力する機能もある。対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000で、Mac OSには対応しない。なお、Windows XPにも対応する予定。また、Adobe Illustrator 8.0J/9.0J用のプラグイン『Roland CutChoice』は、Windows 98/Me/2000およびMac OS 8.6以降に対応している。Illustratorでデザインしたステッカーを、ダイレクトに出力可能。なお、Windows版ではCorelDRAW 8.0J/9.0J/10.0Jに対応しており、またWindows XPにも対応する予定。

3機種ともインターフェースはパラレルのみ。USB接続する場合には、オプションの変換ケーブルを使用する(近日発売予定、価格未定)。本体サイズは、SX-15が幅510×奥行き165×高さ105mmで重さは約3.1kg、SX-12が幅430×奥行き165×高さ105mmで重さ約2.6kg、SX-8が幅330×奥行き165×高さ105mmで重さ約2.1kg。価格は、SX-15が9万9800円、SX-12が6万9800円、SX-8が4万9800円となっている。同社では、3機種合計で年間2万5000台の販売を見込んでいる。

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